さらなる高みへ!…アーセナルと契約延長の冨安健洋が決意新たに「何かを成し遂げたい」

 アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が契約延長の喜びを語った。20日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 現在25歳の冨安は2021年夏にアーセナルへ完全移籍で加入し、初年度から公式戦22試合に出場。在籍2年目は出番を減らしたが、今シーズンは左右のSBとしてここまで公式戦通算20試合に出場し、1ゴール3アシストをマークしている。直近ではインテルやバイエルンからの関心も噂されていたが、現地時間20日に新たな長期契約の締結が正式発表された。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、新たな契約期間は2026年6月末までで、1年間の延長オプションも付随している模様。冨安は「アーセナルは世界最高のクラブなので、契約を延長することができてとても嬉しいです。このクラブでプレーすることを夢見ていたので、幸せに感じています」と契約延長への喜びを語りつつ、次のように今後の意気込みを示している。

「ピッチにいる時、サポーターからの愛とエネルギーを感じています。僕たちは多くの繋がりを持っているので、彼らに何かを返したいと感じています。アーセナルでプレーするということは、アーセナルのサポーターのためにプレーするということです。だからこそ、僕はこのクラブとサポーターに人生を捧げています。選手とサポーターの繋がりは特別なものだし、彼らに何かを返したいです」

 過去にはプレミアリーグで無敗優勝を成し遂げたアーセナルだが、2010年代半ばから成績が低迷。2016-17シーズンを最後にチャンピオンズリーグ(CL)出場から遠ざかり、国内での競争力も低下していった。しかし、2019年末にミケル・アルテタ監督が就任すると、成績は徐々に回復。冨安が加入した2021-22シーズンのリーグ戦を5位で終えると、昨シーズンは最終盤までマンチェスター・シティと優勝争いを展開し、CL出場権も獲得した。

 迎えた今シーズンもプレミアリーグで首位を走り、久々に参戦したCLでは実に14年ぶりとなるベスト8進出を果たした。名門復活の“一翼”を担っている冨安は「僕が加入した時にはヨーロッパの主要大会に出場していませんでしたが、今ではCLに出場し、タイトルを争っているので、大きく成長したと思います」とコメントしつつ、今後に向けた意気込みを次のように示している。

「僕自身も以前より良くなっていると良いですね。ミケル(・アルテタ監督)やチームメイトから多くのことを学んでいますし、まだまだ改善の余地はあるので、より良い選手に、そしてより良い人間になれるように努力していきます。僕はもう若くはないです。アーセナルには若い選手がたくさんいるし、僕自身も年齢を重ねています。チームメイトやサポーターのみんなと一緒に何かを成し遂げたいですね」

【動画】アーセナルが冨安健洋との契約延長を正式発表!

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