2季連続レンタル移籍のカンセロ、ペップとの関係性を明かす「同意できないことがあったが…」

 マンチェスター・シティからバルセロナへ期限付き移籍中のポルトガル代表DFジョアン・カンセロが、ジョゼップ・グアルディオラ監督について言及した。19日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。

 現在29歳のカンセロはベンフィカやバレンシア、インテル、ユヴェントスを経て、2019年夏にマンチェスター・シティ加入を果たした。グアルディオラ監督の下で“偽サイドバック(SB)”としての地位を確立すると、公式戦通算154試合の出場で9ゴール22アシストをマークし、数々のタイトル獲得に貢献。しかし、昨シーズン途中から出場機会を減らし、バイエルンへの半年間のレンタル移籍を経て、現在はバルセロナでプレーしている。

 かつてはグアルディオラ監督の戦術における重要なピースを担いながら、序列の低下によってマンチェスター・シティを離れることとなったカンセロ。この度、母国メディア『RTP』のインタビューに応じた同選手は、一部で確執も噂されたスペイン人指揮官との関係性について次のように明かし、因縁がないことを強調した。

「互いに同意できないことがあったが、全てに同意する義務なんてないんだ。僕には同意できないことがあり、彼もまた僕が言ったことに同意しなかった。ただそれだけだよ。憤りや恨みなどないし、とても感謝している。人生は続いていくんだ」

 昨年夏に加入したバルセロナではここまで公式戦32試合に出場し、4ゴール4アシストをマーク。期限付き移籍期間は今シーズン終了後に満了となるが、カンセロ本人はかねてから残留希望を明言している。今夏の去就に大きな注目が集まるなか、29歳のポルトガル代表DFは改めてバルセロナへの愛を強調した。

「僕はここでとても幸せだよ。現時点では何も言われていないが、残留できることを願っている。そして、それを実現させるためにあらゆることをしているんだ。いつかはベンフィカに戻りたいと思っているが、ここであと2、3年はプレーできるだろう。経済的な問題はあるが、ここにいられることを嬉しく思う。ベンフィカの次に僕がずっと好きだったクラブだからね。正直に話すと、僕は常に行きたいと思っていた場所にいるんだよ」

 なお、カンセロを巡っては、バルセロナ側も完全移籍での獲得を希望している模様。しかし、慢性的な財政難に陥っていることから、マンチェスター・シティ側が要求する3000万ユーロ(約49億円)以上の支払いは困難だとも報じられている。

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