ノドから手が出るほど欲しい『ロングパットの距離感』、メンタルの専門家が超効率的な練習法を知っていた!

ロングパットで距離感を合わせるためには、コロがりをイメージする力が大事。これが貧弱だと、なかなか思い通りにボールはコロがってくれません。今回は、そのイメージ力を最大限に働かせるための練習法を紹介しましょう。繰り返すことで10メートルと11メートルの打ち分けもできるようになります。
ボールを打つまでは、普段のパットと全く同じ。きちんとラインを読み、素振りをしながらイメージを作ってください。そして、ボールを打った瞬間に目を閉じます。その後、目を閉じた状態でボールがどこに止まったか予測し、つぶやきます。例えば、「1メートルオーバーで、さらに30センチ左に外れた」といったように。つぶやいたあと、目を開けてその誤差を確認しましょう。

これを点数化すればより効果がアップします。思い通りにいった場合は3点、まずまずの場合は2点、良くなかった場合は1点、評価に値しない場合は0点。これを10回行い、合計点を出してみましょう。その日のイメージ力がどの程度なのかが明確になります。

このとき、どれくらいボールがカップに寄ったかではなく、イメージと実際のボールの位置との誤差を評価してください。

もちろん点数が良かったら、本番でもイメージ通りのパッティングを。点数が低い場合は、イメージ力が働いていないことを意識してストロークしてください。

また、データを保存しておくと、過去のイメージ力と比べることができ、自らの進化を確かめることができます。なお、10回行うとしても、打つ場所は1回ずつ変えるように。その1回ずつでイメージ力を働かせることが大事です。

イメージ力のあるなしは、ショットにも影響します。ぜひこの練習でイメージ力を鍛えてください。

解説:児玉光雄
こだま・みつお●追手門学院大学特別顧問。過去25年にわたりツアープロのメンタルカウンセラーを務める。現在、6名のツアープロのメンタル面をバックアップしている。日本スポーツ心理学会会員

※『アルバトロス・ビュー』873号より抜粋

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