去就注目のキミッヒ、新天地候補は5クラブ?…バイエルンはオファー次第で移籍容認か

 バイエルンに所属するドイツ代表MFジョシュア・キミッヒに複数のメガクラブが関心を寄せているようだ。18日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在29歳のキミッヒは優れた配球力と卓越した戦術眼を兼ね備えたボランチ。シュトゥットガルトの下部組織出身で、2013年に入団したライプツィヒでプロデビューを飾ると、2015年にバイエルンへ完全移籍加入を果たした。ここまで公式戦通算377試合の出場で41ゴール102アシストをマークし、数々のタイトル獲得に大きく貢献。しかし、現行契約が2025年6月末までとなっていることから、今夏の去就には注目が集まっている。

 今回の報道によると、バイエルンは契約延長交渉に臨む構えを見せているものの、今夏の移籍市場で適切なオファーが提示された場合には、退団を容認する可能性もあるとのこと。また、キミッヒ本人も移籍の可能性を排除しておらず、他クラブとの交渉に前向きな姿勢を示しているようだ。こうした背景には、19歳のドイツ代表MFアレクサンダル・パブロヴィッチの台頭や、バイエルンがかねてから守備的MFの補強を画策していることがあると『スカイスポーツ』は指摘している。

 依然として去就が不透明なキミッヒだが、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、現時点で獲得の可能性があるのはマンチェスター・シティ、リヴァプール、アーセナル、レアル・マドリード、バルセロナの5クラブのみだという。また、既にこの中の複数のクラブがキミッヒ側とのコンタクトを開始したことも併せて伝えられている。

 一方で、関心が報じられているパリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーについては、選手側が移籍先の選択肢として検討していないようだ。

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