堂安律が圧巻の同点弾も…フライブルク、首位レヴァークーゼンに競り負け連勝ならず

 ブンデスリーガ第26節が17日に行われ、フライブルクとレヴァークーゼンが対戦した。

 今シーズン全公式戦を通じて未だ無敗を維持しているレヴァークーゼン。ブンデスリーガでは2位バイエルンと暫定「7」ポイント差の首位につけ、初のマイスターシャーレ獲得に向けて邁進中だ。今節の対戦相手は堂安律が所属する9位フライブルク。第19節から7試合勝利から遠ざかっていたものの、前節は浅野拓磨が所属するボーフムを2-1で下し、久々の勝ち点「3」を獲得した。前節アシストを記録した堂安は、この試合でも先発出場を果たしている。

 開始早々の2分、アレハンドロ・グリマルドのパスを受けたフロリアン・ヴィルツがボックス左角付近から仕掛ける。カットインから右足を振ると、狙い澄ましたシュートがゴール右隅に吸い込まれ、レヴァークーゼンが幸先良く先制に成功した。対するフライブルクは10分、敵陣右サイド深くでボールを収めた堂安が味方とのワンツーでボックス内へ侵入。DFに寄せられながらも左足を振り抜くと、低い弾道のシュートがネットを揺らし、同点に追い付いた。

 その後、レヴァークーゼンは7割近いボール保持率を記録するも、パス回しのテンポが上がらず、なかなかバイタルエリアを攻略することができない。一方のフライブルクは24分、ボックス手前でボールを収めたマーリン・ロールが強烈なシュートを放つも枠の右へ外れる。すると40分、レヴァークーゼンはグリマルドがヴィルツのスルーパスに抜け出すと、ボックス内のこぼれ球にパトリック・シックが詰める。これはGKに阻まれたものの、アダム・フロジェクが押し込み勝ち越しに成功した。前半はこのまま1-2で終了する。

 後半も主導権を握ったレヴァークーゼンは53分、右サイドのスペースに走り込んだジェレミー・フリンポンがグラウンダーのクロスを送ると、走り込んだシックが左足インサイドでダイレクトシュートを放つ。ふわりと浮いたボールは左ポストを叩きながらもネットを揺らし、リードを2点に広げた。その後もグリマルドが際どいボレーシュートを放つなど、レヴァークーゼンが優勢を保つ。

 試合は1-3のまま終盤へ。迎えた79分、フライブルク途中出場のフローレント・ムスリヤがボックス内左へスルーパスを供給すると、斜めのランニングで走り込んだのはこちらも途中投入のヤニク・カイテル。至近距離からのシュートはGKルーカス・フラデツキーの好セーブに阻まれるも、こぼれ球を自ら豪快に蹴り込み点差を縮めた。

 その後のレヴァークーゼンはグラニト・ジャカの強烈なミドルシュートやフリンポンのチャンスメイクなどでゴールに迫るも追加点は奪えず。それでも同点ゴールは与えず、試合は2-3で終了。レヴァークーゼンは無敗記録を継続、一方のフライブルクは連勝を逃した。次節は30日に行われ、フライブルクはアウェイでボルシアMGと、レヴァークーゼンはホームでホッフェンハイムと対戦する。

【スコア】
フライブルク 2-3 レヴァークーゼン

【得点者】
0-1 2分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
1-1 10分 堂安律(フライブルク)
1-2 40分 アダム・フロジェク(レヴァークーゼン)
1-3 53分 パトリック・シック(レヴァークーゼン)
2-3 79分 ヤニク・カイテル(フライブルク)

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