世界に刻んだ“パウ・クバルシ”の名! CLデビュー戦でMVP獲得の17歳CB「人生で最高の日だ」

 バルセロナのDFパウ・クバルシが、チャンピオンズリーグ(CL)でのデビューを振り返った。12日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 ラ・マシア育ちの17歳が世界に名を刻んだ。本拠地『モンジュイック』で行われたCL・ラウンド16セカンドレグのナポリ戦の先発メンバーに抜擢されたクバルシにとっては、同試合がCLデビュー戦に。そして、攻守両面で勇敢なプレーを披露した。左センターバックとしてタイトな守備で相手FWを封じたかと思えば、ビルドアップにも絡んで攻撃にも参加。3-1(2戦合計スコア4-2)の勝利に貢献すると、得点を決めたMFフェルミン・ロペスやFWロベルト・レヴァンドフスキを差し置いて、UEFAのプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出された。

 試合後には、シャビ監督が「バルセロナとスペインサッカー界の未来を明るく照らしてくれる才能」と絶賛し、主将MFセルジ・ロベルトも「今日は間違いなくピッチ上で最高の選手だった。あの年齢で、我々を驚かせることを次々とやってのけてしまう」と舌を巻いた。

 バルセロナの4年ぶりとなるCL・ラウンド8進出の立役者となったクバルシ。「人生で最高の日のひとつだ」と告白した同選手は、「準々決勝に進出したことは、ここ数年の苦難を乗り越えたことを意味する。だからこのMVPトロフィーは、チーム全員が値するものなんだ。僕たちはグループで、全員で、試合中のハードワークを成し遂げられて、とても満足している」と披瀝。さらに「落ち着いてプレーする、自分ができることをする、それでチームを助けられれば完璧。最終ラインからボールを持ち出すのが好きだし、デュエルでは200パーセントで戦うことを意識しているようにね」と明かしている。

 世界最高峰の育成機関『ラ・マシア』から、またもや“大器”が産み落とされた。スタートを切ったばかりのクバルシは、どのようなキャリアを歩むのだろうか。

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