4年ぶりのCL8強入りなるか!? シャビ監督がナポリ戦へ「恐れるな、それは何ももたらさない」

 バルセロナを率いるシャビ監督が、12日のナポリ戦に向けた前日会見に出席した。11日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 今年1月にシャビ監督が自ら退くことを決断したバルセロナにとって、重要な試合となる。勝てばモラトリアムの旅は続き、負ければ残り10試合になるからだ。チャンピオンズリーグ(CL)・グループHを首位通過し、ラウンド16でナポリと相見えた“ブラウグラナ”は、敵地でのファーストレグを1-1で折り返した。そして12日、本拠地『モンジュイック』で4年ぶりのラウンド8進出を懸けたセカンドレグに挑む。

 そんなナポリ戦の前日会見に出席したシャビ監督は「最も重要な試合。準備万端で、とてもワクワクしているよ。準々決勝に進出すれば、4年ぶりだからね。我々は競争し続けたいし、明日は偉大なライバルが対戦相手だ。絶好のチャンス。魔法の夜を体験するためには、スタジアム全体の後押しが必要」と高揚感を明かした。

 ファーストレグをイーブンで終えたものの、セカンドレグを本拠地で戦えるというアドバンテージがあるバルセロナ。ただ、MFフレンキー・デ・ヨングやMFペドリなど負傷離脱者が多く、ベストメンバーを組めないことについては「この状況を好転させなければならない。クレの前でプレーできるのだから、競争し、我々のフットボールを見せる必要がある。失敗を恐れず、このレベルで戦えることを示したい」としつつ、「私は選手たちに、恐れるな、それは何ももたらさない、と言うつもりだ。ヨーロッパのベスト8チームに入るチャンスがあることも伝えようと思っている。恐れることはない」と臆するなと語った。

 また、ナポリ戦の結果次第では、即刻退任となる可能性もあると報じられていたが、同指揮官は「私には賞味期限があって、私にとっては、明日の試合はさほど大きな意味を持たない。ただ、クラブにとっては重要な試合だ。チャンスだと思って、団結して戦わなければならない。自分の状況を優先することはない」とクラブの勝利に向けて、尽力することを誓っている。

 シャビ監督の退任発表後、慰留に努めた選手たちは、1試合でも多く現チームで戦うためにも、ラウンド8に進出したいところだ。突破条件は勝利すること。注目の一戦は日本時間13日の5時にキックオフを迎える。

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