冨安健洋、アーセナルのトレーニングに合流! CLポルト戦で実戦復帰の可能性も

 アーセナルに所属している日本代表DF冨安健洋が、現地時間11日にチームトレーニングへの完全合流を果たしたようだ。地元メディア『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 冨安は日本代表の一員としてAFCアジアカップカタール2023の4試合に出場した後、アーセナルに合流していたが、ふくらはぎの負傷により欠場が続いていた。今季はここまでプレミアリーグ13試合、チャンピオンズリーグ(CL)5試合、カラバオ・カップ(EFLカップ)2試合の計20試合に出場しているものの、2024年に入ってからは、前述のアジアカップでチームを離れた影響もあり、アーセナルで公式戦のピッチには立てていない。

 複数の現地メディアによって、当初の予定よりも回復が遅れていることが報じられていたが、今回『イブニング・スタンダード』が伝えたところによると、11日に行われたチームのトレーニングでは順調にメニューをこなす冨安の姿が見られたという。アーセナルの公式SNSでも、右ひざ前十字じん帯損傷による長期離脱から順調に回復していることが明かされているオランダ代表DFユリエン・ティンバーと、ピッチ上で話し込む様子が公開されていた。

 アーセナルは12日、CL・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグのポルト戦を控えている。2月21日に行われたファーストレグを0-1で落としたため、ホームで逆転を目指す重要な一戦となるが、同試合で冨安がメンバー入りする可能性も低くはなさそうだ。『イブニング・スタンダード』は、現在左サイドバックで定位置を確保しているポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルのパフォーマンスを評価しつつも、“大一番”ではこちらも負傷明けのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコを起用すると予想した。冨安が左サイドバックでスターティングメンバーに入る可能性も0ではないと指摘している。

 冨安の復帰はアーセナルにとって嬉しいニュースであることに間違いはないが、一方で悪いニュースも伝えられた。4日に行われたプレミアリーグ第27節シェフィールド・ユナイテッド戦(○6-0)で負傷したブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリはポルト戦に間に合わない可能性が高そうだ。9日に行われた第28節ブレントフォード戦(○2-1)を欠場したマルティネッリは、11日のトレーニングにも姿を見せなかったという。マルティネッリが不在となる場合、左ウイングにはブレントフォード戦に続いてベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが起用されるか、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスをこのポジションに置くと予想された。

 冨安の復帰戦となるかもしれないポルト戦は、日本時間で12日の29:00(13日の5:00)にキックオフ予定だ。

【画像】ティンバーと何かを話す冨安

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