プリシッチが決勝弾! ミランがエンポリに“ウノゼロ”勝利…公式戦3連勝を達成

 セリエA第28節が10日に行われ、ミランとエンポリが対戦した。

 昨年12月のモンツァ戦から先月中旬のナポリ戦までセリエAで9試合負けなしと好調を維持していたミランは、第25節モンツァ戦で久々の黒星を喫すると、翌節に行われたアタランタ戦も1-1のドロー決着。それでも前節はラツィオ相手に1-0の完封勝利を収め、現状では2位ユヴェントスと「1」ポイント差の3位につけている。今節は本拠地『サン・シーロ』に14位エンポリを迎えリーグ戦連勝を目指す。

 ミランは序盤からボール保持率を高め、エンポリのゴールに迫っていく。開始早々の5分にはクリスティアン・プリシッチがボックス内で右足を振り抜くと、直後にはイスマエル・ベナセルの浮き玉にノア・オカフォーが斜めのランニングで抜け出す。いずれも惜しいシーンだったが、エンポリのGKエリーア・カプリーレのセーブに阻まれ得点ならず。その後もプリシッチとダヴィデ・カラブリアの右サイドを起点に惜しいシーンを作っていく。

 8割近いボール保持率を記録し、エンポリを押し込み続けるミラン。しかし、人数をかけた守備ブロックを崩し切ることができず、決定機がないまま試合が進んでいく。それでも40分、中盤でボールを収めたベナセルが絶妙なスルーパスを供給すると、ボックス内左へ抜け出したオカフィーがマイナス方向へ折り返す。走り込んだプリシッチのダイレクトシュートが相手DFに当たりながらもゴール右下隅に吸い込まれ、ミランが先制に成功した。

 1点リードで迎えた後半もミランはベナセルやタイアニ・ラインデルスらを起点にボール保持率を高め、押し気味に試合を進めていく。62分から63分にかけては3枚替えを敢行し、ユヌス・ムサ、ピエール・カルル、サムエル・チュクウェゼを投入。すると66分、左サイドを持ち上がったオカフォーが右へ展開し、これを受けたチュクウェゼがボックス内でフィニッシュに持ち込んだが、DFのブロックに阻まれ追加点とはならなかった。

 主導権を握り続けるミランは74分、敵陣中央を持ち上がったロフタス・チークが巧みなフェイントで対峙したDFを翻弄し、ボックス手前から左足で狙う。しかし、枠を捉えたシュートはGKカプリーレの好セーブに阻まれた。対するエンポリは83分、左からのアーリークロスに合わせたマッティア・デストロのヘディングシュートが左ポストを叩くもオフサイドの判定。試合はこのまま終了し、ミランがリーグ戦2連勝、公式戦3連勝を飾った。

 次節、ミランは17日にアウェイでヴェローナと、エンポリは15日にホームでボローニャと対戦する。

【スコア】
ミラン 1-0 エンポリ

【得点者】
1-0 40分 クリスティアン・プリシッチ(ミラン)

externallink関連リンク

●来夏ストライカーの補強を狙うミラン、20歳FWシェシュコに興味…今季公式戦11得点●ドーピング違反のパプ・ゴメス、上訴棄却で2年出場停止が確定 モンツァ指揮官が明かす●ボローニャで躍動の22歳FWザークツィーにプレミア勢が熱視線?…評価額は約98億円か●両者ともに二桁ゴール&アシスト達成!…無敗のレヴァークーゼンが誇る“超攻撃的”WB●冨安健洋、アーセナルとの契約延長で週給は1900万円に倍増か…復帰後に正式発表へ
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)