2戦連続Vへ“耐えた” 松山英樹が見せたクレバーな“セーフティ・パー” 

<アーノルド・パーマー招待 3日目◇9日◇アーノルド・パーマーズ ベイヒルC&L(フロリダ州)◇7466ヤード・パー72>

途中スコアを落としながらも終盤で盛り返し、首位と2打差で迎えた最終ホール。松山英樹のティショットは右の深いラフにすっぽりはまった。目の前に広がる池はグリーンの右まで食い込む状況。ここで松山がクレバーな作戦に出た。
「ダボで上がれる保証もなくなる」と池ポチャを警戒し、左のフェアウェイに出す安全策を取った。するとピンまで93ヤードの3打目を60センチにつけ難なくパー。「ムリをしても仕方ない」という思いでパーセーブ。3バーディ・3ボギーのパープレーで順位こそ下げたものの、首位と2打差の4位タイで1日を終えた。

序盤は強い風にも苦戦し2ボギーが先行。この日の初バーディは13番でようやく訪れた。パー4の2打目をもう少しでカップインという位置につけ楽々バーディ。15番ではバンカーの目玉もあってボギーとしたが、16番、17番で連続バーディ。そしてナイスパー締め。出場2試合連続優勝に向け、表情も引き締まる。

「風が吹いて難しく感じたし、自分の状態もショットもパッティングもアプローチも全部なかなかいいものが出せなくて苦しかった」というラウンドでも、最低限の結果を出せるのは好調の証し。大会前から発症している腰の痛みや手にも痛みがある中でも、「ジェネシス招待」の優勝で久しぶりに得られた優勝の“味”と“安心感”で、今大会も落ち着きが際立つ。

ジェネシスに続く昇格大会の連勝へ。「風次第だと思うけど、そんなにビックスコアが出ることはないと思うので、しっかりと粘り強くいきたいと思う」。粘りのプレーはこの日、実証済み。今季V2、米ツアー通算10勝目をつかみにかかる。

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