トッテナムが来季シーズンチケットの値上げを発表…サポーターは反発

　イギリスメディアの『BBC』は7日、トッテナムが来季のシーズンチケットの価格を6パーセント値上げすることにサポーターが失望していると報じた。

　現在、トッテナムで最も安価な大人用のシーズンチケットは、807ポンド（約15万円）に設定されているが、2024-25シーズンは856ポンド（約16万円）まで値上げされる。更に、一般価格の半額で販売されていたシニアシーズンチケット（65歳以上対象）は、2025-26シーズンより5年に渡り、毎年5パーセントずつ値上げされ、2029-30シーズンには25パーセントの割引まで引き上げられることになった。

　そのため『BBC』によれば、トッテナムのサポーターがシーズンチケットの値上げに対し、「容認も正当化もできない」と強く反発しているという。

　一方、クラブ側は過去5年間で1度のみ（1.5パーセント）しか値上げしておらず、試合当日の費用が大幅に増加したために価格改定をすると説明。「商品やサービスのコスト上昇を全て価格に転嫁するわけでなく、チケット価格の値上げを最小限に抑えるためのあらゆる選択肢を引き続き検討していく」とコメントを発表した。
　
　また、現在の本拠地トッテナム・ホットスパー・スタジアムで購入されたシニアシーズンチケットの数は、以前の本拠地であるホワイトハート・レーンのほぼ4倍に増加しており、現在の価格のまま維持することは不可能だと説明している。