ツアー7勝、YouTubeでのレッスンも人気の飯島茜がゴルフ上達のために大切にしてほしいこと

「ツアーでは自分に対してモチベーションが向いているけど、レッスンでは相手に向く。どうしたらうまくなってもらえるかなと考えて、実際に上達してもらえたらすごく嬉しいですよ」と笑顔で話すのは、国内女子ツアーで7勝を挙げている飯島茜。現在はツアーから遠ざかっているが、東宝調布スポーツパークや森永高滝カントリークラブでのレッスンに加え、自身のYouTubeチャンネルでの発信など、精力的に活動している。
レッスンをするなかで難しいと感じるのは、「私はこうやればうまくいくって分かるのに、うまく伝わらない」というところ。「こんなに言っているのに、感覚が分かってもらえない」と悩んだ時期もあったという。

「でも、最初は感覚って持つのが難しいんだろうなと思うようになりました。そういう人にどこから伝えるべきか、どういう言葉で伝えるべきかをすごく考えます。そうやって向き合い続けると、『こんな感じかも』と分かってもらえる。みんな遅かれ早かれ、感覚は出るんだなと思いました」と、丁寧に接し続けたことで乗り越えられた。

しかし、不特定多数を相手にするYouTubeは違った難しい点が。「過去にバズった動画の中に、ストックがないから5分くらいで撮ったものもありました。私は、その一部分だけじゃなくって、他もやらないとだめだよと思うんですけど、『これをやれば』は受けるんだなって思いました。バズると上手くするは違う」と、もどかしさを感じている

「もちろん気持ちは分かりますよ。楽して痩せたいじゃないですか。でも、一時的に痩せても、すぐリバウンドするから、”コツコツ”やるしかないと思うんです。ゴルフも一緒で、“コツコツ”したものこそ大事なんですけど、なかなかそういった動画は伸びません。私は基本があって、そこから色んなところに流れていくのがいいなって思ってます。プロも基本があるから、ああしたい、こうしたいってできるんです。そこをよく理解して、レッスンを読んだり見たりしてほしいと思います」。

■飯島茜
いいじま・あかね 1983年7月11日生まれ。千葉県出身。05年のプロテストに一発合格すると、同年から12年連続でシード権をキープし、「日本女子プロゴルフ選手権」などツアー通算7勝を挙げた。現在はツアーの第一線を退き、東宝調布スポーツパークでアマチュアにレッスンを行ったり、YouTuberとしても活躍中。

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