師匠ジャンボからの命題は「短いクラブで頑張れ」 “飛ばし屋”小林夢果が一番大切にしていること

<明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 事前情報◇6日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6273ヤード・パー72>

“ダイヤモンド世代”とも呼ばれる2003年生まれの小林夢果。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー出身の20歳は、昨年のファイナルQTを8位で終えたことで、今季開幕をレギュラーツアーで迎えることができた。先週の「ダイキンオーキッドレディス」は予選落ちしたが、今週は所属先のヨコハマタイヤが主催する特別な大会を迎える。
これまでの2年間は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場。昨年の最終戦「京都レディースオープン」では念願の優勝を飾った。出場21試合で6度のトップ10入りを果たし、力をつけてきた。

その魅力のひとつは飛距離。ドライビングディスタンスを計測しているレギュラーツアーの出場は昨季4試合で参考記録にはなるが、そこで266ヤードを記録した。これはドラディス女王に輝いた神谷そらの260.83ヤードを5ヤード以上も上回るものだ。

ただ今大会が行われる土佐カントリークラブは距離が短く、「ドライバーが使えないホールが結構あるんです」とその武器を存分に披露できる機会は少ないかもしれない。それでも「セカンドを短いクラブで狙えるから有利かなって考えています」という自信ものぞかせる。

それは師匠のジャンボこと尾崎将司からの“ある命題”も大きい。「どのコースに行ってもセカンドが短いので、『短いクラブでもっと寄せられるように頑張れ』」と激励を受けたこともあり、ショートゲームを1番大切にしてきたという。

レギュラーツアー本格参戦2戦目ということもあり、まだまだ慣れない様子。だが「(今大会は)これが3度目の出場なんですが、アンダーで予選落ちしているので悔しい」。緊張の面持ちのなか、リベンジに燃える強い眼差しもある。2022年は1オーバーだが、昨年は2アンダー。成長の痕はしっかりと刻んでいる。

「まだ経験が少ないので、いろんなことを学べたらいい」。飛距離にショートゲーム、ジャンボ邸で培ってきた技術を発揮し同期の櫻井心那、川崎春花らの背中を追いかける。(文・齊藤啓介)

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