ミラン指揮官、退場者を生んだプリシッチのプレーの正当性を主張「主審は試合を止めなかった」

 ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、ラツィオに所属するイタリア代表DFルカ・ペッレグリーニの退場について言及した。1日、イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』が同監督のコメントを伝えている。

 セリエA第27節が1日に行われ、ラツィオとミランが対戦した。試合は、序盤からミランがボールを握ってゲームを支配するが、なかなか先制点を挙げられずハーフタイムへと突入。すると、スコアレスで迎えた88分に途中投入のノア・オカフォーがゴールを奪い、そのまま守り切ったミランが1-0でリーグ戦3試合ぶりの白星を飾った。一方のラツィオは、最終的に3人の退場者を出しての敗戦となっている。

 この一戦の流れを大きく左右したのは、57分にペッレグリーニが退場処分を受けたシーンだ。相手との接触でバレンティン・カステジャーノスがピッチに倒れ込んだため、ペッレグリーニはプレーの中断を要求したものの、ボールをライン外に蹴り出さなかったため、ミランのクリスティアン・プリシッチがプレスをかけて奪い取る。ペッレグリーニはファウルで強引にプリシッチを止めるが、この行為に主審はイエローカードを提示。すでに警告を受けていたため退場となり、ラツィオは10人での戦いを強いられることになった。

 試合後のインタビューに応じたピオリ監督は、「神経質でファウルの多い試合だった。前半はリズムが悪く、チャンスも少ない均衡した試合だったが後半は良くなった」とラツィオ戦を回想。ペッレグリーニの退場については、「サッリが私のところに来て、ボールが外に出かかっていると言ったが、主審は試合を止めなかった。プリシッチは自分のプレーをしたのだから、なぜ止めなければならなかったのか分からない」と原因となったプリシッチのボール奪取の正当性を主張した。

 また、「どちらかと言えば、ボールを放り出さなければならなかったのはラツィオの選手であり、試合を止めなければならなかったのは主審だ」と相手選手が倒れ込んだ際に、ミランの選手がプレーを中断する必要はなかったと説明している。

【動画】大荒れとなったラツィオvsミランのハイライト

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