西村優菜は畑岡奈紗と米ツアー初の同組 パット決め切れず後退「すごく悔しい一日」

<HSBC女子世界選手権 2日目◇1日◇セントーサGC(シンガポール)◇6775ヤード・パー72>

初めての同組プレーが実現した。初日を1アンダーの10位タイで並んだ西村優菜と畑岡奈紗が、メジャー覇者でもあるイン・ルオニン(中国)を加えて3人でラウンド。ふたりがそろうのは米ツアーでは初。日本ツアーで振り返ってみても2020年「TOTOジャパンクラシック」以来、2回目のことだ。
「あまり話す余裕もなく。結構、淡々と回っていました」(畑岡)と、タフなコースコンディションを前になかなか会話をすることはなかったという。それでも日本人の“競演”に多くのファンが集まり、ギャラリーロープの外では日本語もちらほらと聞こえた。

米参戦8年目の“先輩”のプレーに西村は目を見張る。「ショートゲームに関してはすごくレベルが高いなと感じて、きょう一日楽しみでした。一緒に回りながらすごく勉強できるところがたくさんあった」。最後は華麗なチップインパーで締めくくるというような、アプローチの精度を絶賛する。

3つ伸ばした畑岡に対して、西村は1つ落とし、2日目はトータルイーブンパーの27位タイに後退した。折り返す直前の9番ではアプローチのミスから乗らず、寄らず、入らずのダブルボギーを喫したが、10番、13番でバーディを獲ってカムバック。だが、14番で3パットのボギーとすると、最終18番はパーパットがわずかに左を抜けてボギー。「上を見てスタートしたのできょうはすごく悔しい一日になった」と肩を落とす。

パー5での2打目で池越えギリギリを狙いアプローチで寄せてお先にバーディを奪うなど、精度の高いショットも見せていたが、グリーン上で苦戦した。「いい感じで打ててるパットが多かったのでなんで入ってくれないかなと思いながら。転がりもスピード感も良かったので原因は分からないです」と初日と同じ31パットでもその内容には「ストレス」がたまる。

上位勢にビッグスコアも飛び出すなか伸ばせなかったことを悔やむが、とはいえ、首位とは7打差。週末に巻き返せる位置にいる。「あと2日あるのでしっかり上げていけるように頑張りたい」。このままでは終わらない。(文・笠井あかり)

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