レアル、アルフォンソ・デイヴィスと個人合意?…バイエルンはミランDFを“後釜”に検討か

 レアル・マドリードがバイエルン所属のカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィス獲得に向けた動きを強めているようだ。26日、スペイン紙『マルカ』やドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 現在23歳のA・デイヴィスは爆発的なスピードを誇る攻撃的サイドバック(SB)。メジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスでプロキャリアをスタートさせると、2019年1月に加入したバイエルンでも最終ラインの主軸に定着。数多くのタイトル獲得に貢献し、在籍6年目の今シーズンもここまで公式戦27試合の出場で1ゴール3アシストをマークしている。

 A・デイヴィスとバイエルンとの現行契約は2025年6月末で満了に。クラブ側は契約延長に向けた動きを見せているものの、大幅な昇給を望む選手側との交渉は難航しており、今シーズン終了後の退団の可能性も報じられるなど去就は依然として不透明。また、同選手を巡ってはレアル・マドリードが以前から関心を寄せており、来る今夏の移籍市場にて獲得に動く可能性があるとも伝えられている。

 今回の報道によると、レアル・マドリードとA・デイヴィス側は直近で行われた交渉を経て個人合意に達した可能性があるとのこと。移籍時期については現時点で決まっておらず、今年夏と来年夏という2つの選択肢が検討されているようだ。仮に今年夏にレアル・マドリードへ加入する場合には、移籍金として最低3500万ユーロ(約57億円)、最大で5000万ユーロ(約82億円)程度がバイエルンに支払われる見込みだという。加入が来年夏になった場合には、契約満了に伴うフリー移籍のため移籍金は発生しない。

 なお、この度『ビルト』が報じたところによれば、A・デイヴィス側はバイエルンとの契約延長の条件として、現在の倍以上にあたる2000万ユーロ(約32億円)程度の年俸を要求しているとのこと。バイエルンは決定こそ下していないが、既に同選手の退団に向けた準備も進めており、“後釜”としてミランに所属するフランス代表DFテオ・エルナンデスをリストアップしているようだ。

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