ミラン、6連勝中のアタランタに猛攻も…ホームでドロー、今季“3度目の正直”とはならず

 セリエA第26節が25日に行われ、ミランとアタランタが対戦した。

 前節はモンツァに2-4と大敗を喫したミラン。ヨーロッパリーグではラウンド16進出を決めたものの、セカンドレグのみに目を向けるとレンヌに2-3で敗れており、現在は公式戦2連敗を喫している。今節は本拠地『サン・シーロ』でアタランタと激突。アタランタは現在公式戦9試合無敗、6連勝中と絶好調だ。コッパ・イタリアも含めると両者は今季既に2度対戦しているが、どちらもアタランタが勝利しており、ミランはホームで“3度目の正直”を目指す。

 ラファエル・レオン、ルベン・ロフタス・チーク、オリヴィエ・ジルーらがスターティングメンバーに並んだミランは、開始早々の3分に均衡を破る。左サイド開いた位置でテオ・エルナンデスからのパスを受けたR・レオンが、2人に寄せられながらも強引に間をドリブルで突破。ペナルティエリア左まで持ち運んで右足を振り抜き、狙い澄ました一撃を突き刺した。“エース”の1発でミランが先手を取っている。

 時間がの経過とともにアタランタもゴールに迫る場面を作り出し、シャルル・デ・ケテラーレらがシュートを放つ。それでもゴールネットを揺らすことはなく前半も終盤に突入したが、39分にはこの日最大の決定機が到来。右コーナーキックにエミル・ホルムが飛び込んだ際、ジルーが高く振り上げた足が顔に入り、OFR(オンフィールドレビュー)を経てアタランタにPKが与えられた。このPKをトゥーン・コープマイネルスがゴール正面にきっちりと蹴り込み、アタランタが試合を振り出しに戻して前半を終えた。

 後半に入るとホームチームの攻撃により勢いが増し、59分にロフタス・チーク、61分にダヴィデ・カラブリアが決定的なシュートを放つが、GKマルコ・カルネセッキが立ちはだかる。69分にはピッチ中央で前を向いたR・レオンの浮き球パスにクリスティアン・プリシッチが反応。ファーストタッチを足元に収め、GKカルネセッキの位置を見て押し込もうとしたが、シュートはわずかにゴールの左へと外れた。

 なおも攻めるミランは80分、テオからの浮き球フィードで左サイド背後のスペースへ飛び出したR・レオンが惜しもうとするも、GKカルネセッキに手を伸ばされて触られる。こぼれ球に反応したジルーがボレーシュートを放ったが、ゴールカバーに入っていたダヴィデ・ザッパコスタにクリアされた。

 後半は完全にミランに流れが傾いたものの、仕留め切ることはできない。対するアタランタは後半アディショナルタイム、ペナルティエリア手前でルーズボールに反応したアデモラ・ルックマンが右足一閃。強烈なミドルシュートは枠を捉えたが、ここはGKマイク・メニャンが立ちはだかった。

 試合はこのままタイムアップ。3位と5位の上位対決はドローで終わった。ミランはより多くのチャンスを作りながらも、アタランタ相手に“3度目の正直”とはならず、公式戦3試合未勝利となっている。一方のアタランタも連勝が「6」でストップした。

 この後、ミランは3月1日に次節のセリエAで、鎌田大地が所属するラツィオの本拠地に乗り込む。一方、アタランタは28日に第21節延期分でインテルとのアウェイゲームに臨む。

【スコア】
ミラン 1-1 アタランタ

【得点者】
1-0 3分 ラファエル・レオン(ミラン)
1-1 42分 トゥーン・コープマイネルス(アタランタ)

【ハイライト動画】ミラン、アタランタに猛攻も追加点が遠い…

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