インテル、3戦連続4ゴールでレッチェ粉砕…ラウタロはセリエA通算100得点&キャリアハイ更新

 セリエA第26節が25日に行われ、インテルは敵地でレッチェと対戦した。

 現在セリエAの首位を快走するインテルは、ここまで20勝3分1敗と圧巻の成績を残している。現在はセリエAで6連勝中、チャンピオンズリーグ(CL)でもアトレティコ・マドリード相手に先勝しており、公式戦全体で見ても9連勝中だ。今節はここまで5勝9分11敗を記録しているレッチェの本拠地に乗り込む。インテルのスターティングメンバーにはヘンリク・ムヒタリアン、フェデリコ・ディマルコ、ラウタロ・マルティネスらが並んだ。

 試合は立ち上がりからレッチェが素晴らしい入りを見せ、良い守備から攻撃に移る場面も目立ったものの、15分にインテルの“エース”が均衡を破る。ピッチ中央でムヒタリアンからのパスを受けたクリスティアン・アスラニが中央を破るスルーパスを送ると、このボールにラウタロが反応。ファーストタッチで相手の前に入ると、ボックスに侵入して右足で流し込む。このゴールはラウタロにとってセリエA通算100ゴールという記念の数字に。ラウタロのメモリアル弾でインテルが先手を取った。

 その後はインテルが流れを掴みつつも、レッチェも守備陣形を大きく崩す場面は少なく、このままインテルの1点リードで前半は終了。後半に入ると立ち上がりの54分、ボックス右の深い位置でラウタロからのスルーパスを受けたアレクシス・サンチェスが中央へ送ると、飛び込んだダヴィデ・フラッテージがダイレクトで押し込む。インテルがリードを広げた。

 直後の56分にはカウンターの場面でボールを引き取ったフラッテージが、ドリブルでペナルティエリア右のスペースまで持ち運ぶ。GKと最終ラインの間にグラウンダーのボールを送ると、ファーサイドへ走り込んでいたラウタロがダイレクトで沈め、インテルが3点差とした。ラウタロはこれで今季のセリエAで22点目。過去2シーズンは「21」で止まっていたものの、遂にその壁を破り、キャリアハイを更新した。

 勢いに乗るインテルは67分、ディマルコの蹴った右コーナーキックからステファン・デ・フライがヘディングシュートを沈める。インテルはセリエAに限定すると3試合連続で4ゴールを記録し、勝利を決定付けた。

 試合はこのままタイムアップ。インテルはこれで公式戦10連勝、セリエAだと19試合無敗を維持し、首位の座を堅持した。レッチェはこれで3連敗となっている。

 この後、インテルは28日に第21節延期分のアタランタ戦が控えている。一方、レッチェは3月3日に次節のセリエAでフロジノーネの本拠地に乗り込む。

【スコア】
レッチェ 0-4 インテル

【得点者】
0-1 15分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
0-2 54分 ダヴィデ・フラッテージ(インテル)
0-3 56分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
0-4 67分 ステファン・デ・フライ(インテル)

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