バイエルン、今夏でのA・デイヴィス売却を検討? レアルは関心を継続か

 バイエルンは、同クラブに所属するカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスを今夏の移籍市場で手放す可能性があるようだ。24日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 現在23歳のA・デイヴィスは爆発的なスピードを誇る左サイドバック(SB)。2019年1月にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスからバイエルンへ完全移籍で加入すると、徐々に出場機会を増やし、現在は最終ラインの主軸として活躍。今シーズンもここまで公式戦27試合に出場して1ゴール3アシストをマークしている。

 そんなA・デイヴィスを巡っては、左SBの戦力拡充を目指すレアル・マドリードがかねてから熱烈な関心を寄せており、2024年夏の移籍市場で獲得に乗り出す可能性があると報じられている。また、現行契約が2025年6月末までとなっていることから、バイエルンも新契約締結に向けた交渉を開始しているものの、現時点で両者は合意に至っておらず、依然として去就は不透明となっている。

 そんななか、今回の報道によると、A・デイヴィスの代理人を務めるニック・ホーゼ氏とバイエルンのスポーティングディレクターであるクリストフ・フロイント氏が同選手の将来について話し合いを行ったとのこと。その結果、カナダ代表DFの将来はよりオープンなものになったようだ。

 バイエルンと契約延長交渉を行っているA・デイヴィスは2025年以降も同クラブに残留する場合、年俸の大幅な増額を要求しているようだが、クラブ側は直近のパフォーマンスを考慮し、現時点では要求額を支払う意思はないとのこと。また、契約延長交渉が決裂した場合、バイエルンは今夏にA・デイヴィスを売却する意向を示していると伝えられている。

 このような状況もあって、A・デイヴィスはかねてから関心が明らかとなっているレアル・マドリードと水面下で話し合いを行っているが、未だ個人合意には至っていない。しかし、レアル・マドリードはA・デイヴィスの獲得を強く望んでおり、今夏での獲得に向けて移籍金4000万ユーロ(約65億円)から5000万ユーロ(約82億円)を準備していると報じられている。

 なお、バイエルンはA・デイヴィスを売却した場合、後釜としてミラン所属のフランス代表DFテオ・エルナンデスをリストアップしているとのことだが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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