サッカー好きが人生を大きく彩る 『好きを仕事にする①』兵庫県宝塚市出身 市川祥子さん

兵庫県宝塚市出身の市川祥子さん(27)は、人から「石原さとみさん似」とも言われる素敵な女性で、18歳~23歳の間、美容モデルをされていました。モデルを辞めた後、大好きなサッカーの世界での仕事を、自分の力でゲットした方でもあります。さらに渋谷のIT系広告代理店勤務も経験。不思議なキャリアですが、そこには「好き」を仕事にする熱意、そして「人」のご縁を大切にする行動力が常に一貫しています。就活を考える大学生はもちろん、人気職業であるモデルやスポーツ界で将来活躍することを夢見る中高校生、さらには自分の好きなことを仕事にしたいと考える社会人の方々にもヒントとなるキャリアを歩んできた「スゴイ人」です。この稿では、数回にわたって、市川さんのキャリアを紹介したいと思います。

市川さんは、兵庫県宝塚市出身、中学生時代に生まれ初めて打ち込めるもの~バスケットボールに出会い、高校の推薦を得る直前に、怪我でドクターストップがかかり、推薦も取り消されてしまいます。市川さん、最初の試練です。

「バスケ選手になる」との夢を諦めざるをえず、少々やさぐれた(笑)そうですが、若い頃ショーモデルをしていた母から「もしモデルになってくれるのなら嬉しい」と言われ、次の目標を見出します。

とは言え、大好きなスポーツに触れ続けられる環境に身を置きたいとの思いから、中学3年の途中に、大阪富田林市のPL学園に転校し、親元を離れて寮暮らしを始めます。制服(セーラー服)への憧れもあり、自分で選んだそうです。ちなみに、セーラー服がかなり昔にブレザーに変わっていたことは、制服採寸の日に知ったそうです(笑)。

PL学園では、スポーツ自体はケガのトラウマもあり体の負担を考えつつだったそうですが、剣道、バトンなど高校日本一級の友達に囲まれ、「楽しくて仕方がない」高校生活だったそうです。「見るスポーツ」では、8歳の頃からサッカーが好きだったそうで、これが後、市川さんの人生を大きく彩ることになります。

高校卒業後、上京し、芸能事務所に約1年所属後、「FLOS」という歴史あるモデルエージェンシーに自分で書類を送り、所属となります。「澄香」の名前で、美容モデルとして主な活動領域に定めます。
上京当初は、大学で管理栄養士の資格取得も目指しながらモデルの仕事をしていましたが、勉強も忙しく、美容モデルの仕事を継続的に頂けるようなったことで、次第に両立が難しくなり、モデル業に専念することにしました。

美容モデルは、身体作りが難しい上に、それをキープするのに苦労します。キズやアザをつけないように、激しいスポーツなどはもちろんできないですし、大好きなスポーツ観戦も日焼けを避けるためにあまり行けません。家にこもって、英国のプロサッカー・プレミアリーグを観戦する日々だったそうです(笑)。

そんな市川さん、モデルの仕事が安定してきた22歳の時に「新しいことをやりたい」と一念発起します。
(つづく)

※当記事は、「NPO法人スポーツ業界おしごとラボ」理事長小村大樹氏が主宰する「すごトーク」にて、2017年4月9日に市川祥子氏をゲストに迎え座談会を行った内容をもとに再構成しました。「すごトーク」はスポーツ業界に関心のある方向けに、人の交流を図ることを目的に定期的に開催されています。「すごトーク」にご関心をお持ちの方は、下記に掲載のURL先のサイトをご参照ください。

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