名器フェアウェイウッドに「一目ぼれ」 高木優奈とヤマハの出会い

初めて手にして打った瞬間、高木優奈は「一目ぼれ」をしたという。「当たる。簡単です。ドダフリとかチョロとか試合で何回もあったくらいフェアウェイウッドは苦手だったけれど、簡単に当たって上がった」。“名器”とも呼び声高い『RNX VD フェアウェイウッド』にほれ込み、これが契約を結ぶきっかけのひとつになった。
これは4度目の最終プロテストに合格がかなわなかったあとの、2021-22年冬の出来事だった。「テストも受かっていないのに合宿に来てくれて、(ツアー)バスまで持ってきてくれた。待遇がまるで賞金女王じゃないかというくらい(笑)。クラブも良かったし、わたしに合うようにいろいろとやってくれた。いいなと思いました」。

ドライバーも「10ヤードくらい飛んだ」と感触は良く、アイアンも調整しながらすんなりバッグにイン。これをもって、22年4月「ヤマハレディースオープン葛城」で契約発表会を行うことになる。

実は、ヤマハを使用するのはこれが初めてのことではない。11歳からゴルフを始め、最初は“おさがり”クラブで練習に励んでいたが、そこから初めてフィッティングを行って組んだのがヤマハのクラブだった。「そのときはギアとかあまり知らなかったけれど…。戻ってきた感じですね」。そんなところにも縁を感じさせる。

ドライバー、ウッド、アイアンをヤマハでそろえ、6度目の挑戦となった昨年の最終プロテストを4位で合格。ファイナルQTで14位に入ると、最新ドライバー『RMX VD/M』に替えた直後の「JLPGA新人戦 加賀電子カップ(96期生)」では優勝を飾った。シャフトには国内女子ツアーで勝利を積み重ねているUSTマミヤの『The ATTAS V2』を選んでいる。

見た目のカッコよさ、簡単に当たる、が高木がヤマハのクラブを選ぶこだわりポイント。「海外の選手には『ヤマハってクラブあるんだ』って必ず言われます。空港で大きなヤマハのバックを持っていたら『音楽家なの?』って聞かれたりもするんです(笑)」。大きな信頼を寄せるクラブとともに、25歳の“ルーキー”がいよいよツアーに乗り込む。

【高木優奈のクラブセッティング】(2024年2月)
1W:ヤマハ RMX VD/M(The ATTAS V2 5S)
3,7W:ヤマハ RMX VD(15,21°、The ATTAS V2)
3UT:ヤマハ RMX VD/M プロトタイプ(19°、The ATTAS EZ)
5UT:ヤマハ RMX VD/M(25°、The ATTAS EZ)
6UT:ヤマハ RMX VD(28°The ATTAS EZ)
7~P:ヤマハ VD/M アイアン(TRAVIL)
46,52,58°:タイトリスト ボーケイ フォージド
PT:ピン VAULT 2.0

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