
【モデルプレス=2024/02/08】株式会社小学館が2月8日に公式サイトを更新し、同社の「姉系プチコミック」で連載していた漫画「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんが1月29日に亡くなったことを受け、現場の編集者が声明を発表。同文書では、編集者たちが声明を出すまでに葛藤があったことを明かしている。
「セクシー田中さん」脚本家・相沢友子氏、芦原妃名子さんを追悼
◆小学館編集者一同、芦原妃名子さんへの思い綴る
同文書で芦原さんへの思いを綴った編集者一同は、「最後に」とし、「いつも『プチコミック』ならびに小学館の漫画誌やwebでご愛読いただいている皆様、そして執筆くださっている先生方。私たちが声を挙げるのが遅かったため、多くのご心配をおかけし申し訳ありませんでした」とコメント。その上で「プチコミック編集部が芦原妃名子先生に寄り添い、共にあったと信じてくださったこと、感謝に堪えません」と綴り、今後について「その優しさに甘えず、これまで以上に漫画家の皆様に安心して作品を作っていただくため、私たちは対策を考え続けます」とした。
また「本メッセージを書くにあたり、『これは誰かを傷つける結果にならないか』『今の私たちの立場で発信してはいけない言葉なのではないか』『私たちの気持ち表明にならぬよう』『感情的にならぬよう』『冷静な文章を…』と皆で熟慮を重ねて参りました」と声明を出すまでに葛藤があったことも告白。「それでもどうしてもどうしても、私たちにも寂しいと言わせてください」とし、最後には「寂しいです、先生」と思いを伝えた。
◆芦原妃名子さん死去「セクシー田中さん」など連載
芦原さんは1月26日に「セクシー田中さん」実写ドラマ版の制作陣との間に起きたトラブルを、自身のブログ及びXで明かしていたが、28日に一連のポストを削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」とのコメントのみを残していた。
報道によると、28日から行方不明になっており、29日に栃木県内で死亡しているのが見つかったという。50歳だった。
小学館は1月30日にも「先生が遺された素晴らしい作品の数々が、これからも多くの皆様に読み続けられることを心から願っております」などと追悼コメントを発表していた。(modelpress編集部)
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いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
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