米国で話題のメソッド『Mach3』 “左上に振る”だけでヘッドスピードが5m/sもアップ!

今、アメリカで確実に飛距離が伸びると話題のメソッドがある。『Mach3』と呼ばれ、日本でも展開されているそのプログラムのキーとなるのが「左上に振る」こと。『Mach3』の創始者であるマイケル・ロマトウスキーと、『Mach3』トレーナーのジェフ・ヤングにその中身を聞いた。

 
マイケル:どうすればあらゆる年齢、レベルのゴルファーが飛距離を伸ばせるのか。考え続けてたどり着いたのが、目標に対して振ってもらうことでした。
 
ジェフ:重いウェートを持ち上げたり、トレーニングの方法はさまざまにありますが、できる人が限られますし、効果が出るまで時間がかかります。怪我をするリスクもあるでしょう。
 
マイケル:『Mach3』メソッドではまず、フォローサイドの左上に「目標」を設定し、そこに対して振ることを徹底してもらいます。目標をボールではなく遠くに設定することで、体が自然に効率的な動きを取り始め、潜在能力が引き出されるのです。
 
ジェフ:ゴルフでは、ボールに対して当てに行こうとすることが悪い動きにつながることが多いです。左上の目標に振ることで、意識からボールを消せることも大きいですね。
 
マイケル:切り返しで手元が前に出るようなカット打ちでは左上には振れません。どうすればそこに振れるか考えるうちに、自然とインからヘッドを下ろせるようになりますし、左に振るためにフェースもターンするから、つかまったボールが打てるわけです。
 
ジェフ:このコンセプトを知るだけでも、飛距離は確実に伸びますので、ぜひ練習に取り入れてほしいです。

【Mach3 スピードトレーニングとは?】
1年を通じて行うゴルフのヘッドスピード、ボール初速アッププログラムの名称。「左上に振る」というコンセプトと専用の器具を用いたシンプルな練習で、受講したゴルファーが平均時速11.5マイル(5.14m/s)のヘッドスピードアップに成功している。最大の特徴は、年齢やレベルに関係なく効果を上げられることで、今現在、アメリカで大きな話題を呼んでいるメソッドだ。

■マイケル・ロマトウスキー
ゴルフフィットネスの専門家で、複数の資格を持つパーソナルトレーナー。体の構造とスイングメカニズムを熟知し、年齢やレベルに関係なくボール初速が上がる『Mach3』メソッドを構築。
 
■ジェフ・ヤング
『Mach3』の指導を行うトレーニングディレクター。自身もローハンデの競技ゴルファーで、スイングとトレーニングの両面に精通。スイング作りとトレーニングの融合に重要な役割を果たす。

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