大好きなゴルフを長く続けたい。ゴルファー共通の願いだ。でも、年齢に関係なく続けられるスポーツだからと、自分を甘やかしてはいませんか？ 好きなものばかりたらふく食べて、運動しないで家でゴロゴロ。「ゴルフも運動だから大丈夫！」は大間違いです。長く元気に、飛距離も落ちずにスイングもキレッキレ！ そんな楽しいゴルフライフを70歳まで続けるため、今すぐ生活習慣を見直しましょう。Drバナナの診療所として多くのメディアに出演する窪田徹矢先生に、気になる健康習慣を聞きました。
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加齢とともに影響が出やすいのは腎機能。腎臓内の動脈の硬化で腎機能が低下するためですが、その原因が、喫煙、肥満、運動不足、ストレスです。BMIが高い人は腎機能が低下しやすいというデータもあるので、食生活の改善や有酸素運動が重要になります。腎臓をしっかり使うことで老化を防げるので、水分をよく飲み、尿を排泄することも必要です。お酒は水分に含まれませんが、ビール500㎖、日本酒１合、ワイン１杯程度なら飲んでも大丈夫です。ただし、肝臓のために週2回は休肝日を作りましょう。
血管は肌と同じで若いときは弾力がありますが、加齢とともに硬くなります。40代頃から老化が始まるので、運動で代謝を良くすると老化の速度が緩やかになります。血管が硬くなると、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の危険があるので要注意です。
高血圧は自律神経の乱れが原因なので、趣味を作って息抜きしたり、一人の時間を大切にしてストレスを溜めないこと。良質な睡眠も大切なので、日付が変わる前の就寝と、最低６時間の睡眠を心掛けましょう。
ここからは具体的な生活習慣の目標を挙げていきます。合計で健康貯金700点が合格ライン。さあ、今日から新生活です！
健康生活習慣1
水分は1日で2000ml以上飲む【200点】腎臓を使うことで老化を防げる。そのため1日2000ml以上は水分をとって尿を排泄することが大事。体重1kgあたり35mlが目安、1000mlでは足りていないので注意しよう。また、くれぐれもトイレは我慢しないように。水がベストだが、たくさん飲めない人は麦茶やほうじ茶でもOK。カフェインを含むコーヒーや紅茶は利尿作用があるため避けよう。
健康生活習慣2
糖質や揚げ物を控える【200点】肥満の人は、腎臓や血管に負担を掛けている。三食のうち一食は白米を抜くなど糖質を控えたり、揚げ物も食べないようにしよう。塩分の摂り過ぎも高血圧につながるため、1日7gを目安に。また、江戸時代まで1日2食だった日本人、3食しっかり食べるのは多過ぎるので腹6分目を意識しよう。
健康生活習慣3
1日8000～10000歩のウォーキングや、ジョギングなどの有酸素運動をする【300点】腎臓や血管の老化を防ぐには有酸素運動が効果的。1日8000～10000歩のウォーキングが基準なので、ラウンド中はカートに乗らず歩こう。過度な筋トレは腎臓に負担が掛かるので注意。
健康生活習慣4
一人の時間を作って座禅を組む【100点】ストレス解消には一人の時間が重要。趣味の時間に没頭したり、座禅を組むのが効果的。一つのことに集中する時間が自律神経を安定させ、ストレス解消に効く。
健康生活習慣5
男性ホルモンを整えるために、日付が変わる前には寝る【200点】男性ホルモンのテストステロンが一番分泌されるのが22時～2時の間。ホルモンバランスを整えるならその時間はしっかり寝よう。また、9時間以上の寝過ぎは老化につながるので注意。
解説／窪田徹矢先生
2003年、独協医科大学卒業。千葉西総合病院泌尿器科部長などを務め、17年にくぼたクリニック松戸五香を開設。Drバナナの診療所としてメディアにも出演
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