ともにボギーフリーで浮上 新地真美夏と橋本美月が日本勢トップ「あすは攻めたい」

<アジアパシフィック女子アマチュア選手権 3日目◇3日◇サイアムCC ウォーターサイドC(タイ)◇6309ヤード・パー72>

首位と2打差の単独2位で出た六車日那乃が「76」で急降下。15位タイに後退したが、それに代わって日本勢トップに躍り出たのが、新地真美夏(共立女子第二高1年)と橋本美月(東北福祉大3年)だ。ともにボギーフリーで回り、トータル7アンダー・12位タイに浮上した。
16歳の新地は前半だけで3つのバーディを奪取。しかし「後半の出だしで80センチのバーディパットを外して」から流れを手放した。そこからはチャンスにつけても「なんか決まらない」。グリーン上でもどかしい時間を過ごした。

それでもショットに関しては「予選ラウンドもきょうも調子が本当に良くて。100点あげていいくらい」と自己評価は満点。それだけに、パットがかみ合わずに伸ばしあぐねたことが悔やまれる。

「(パットは)ちょっと弱いというのが多かった。(最終日は)思い切って強く打てたらいいなと思います。伸ばし合いなので、このスコアだとついて行けない。あすは攻めたい」と修正点は明確。バーディラッシュで上位勢を脅かすつもりだ。

一方の橋本は開幕前に「かなり調子が悪い」と話していたが、さすがは2021年大会のチャンプだ。不調ながらも4バーディ・ボギーなしの「68」。しっかりとスコアをまとめてきた。

「ショートゲームがすごく安定していて、パーセーブ率がすごく高い。パッティングの距離感も安定している。しっかり調整して、それをコースで上手く再現できていると思います」とグリーン周りで存在感を放った。

ただ、「所々ショットのミスが。ある程度の範囲内に収まってくれてはいますが、納得のいくショットが毎回打てているというわけではないです」と最終日への課題は残した。

首位とは11打差と大きく開いている。「差があるので、プレッシャーは全然ないです。ただ前を向いてやっていくだけ。苦しい場面もしっかり乗り越えたい」。最終日は歴代覇者の真価が問われそうだ。

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