
レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督が、注目される自身の去就について言及した。26日、ドイツメディア『スカイ』などが同監督のコメントを伝えている。
選手時代は、リヴァプールやレアル・マドリードなど多くのビッグクラブでプレーし、スペイン代表としてワールドカップ王者にも輝いたシャビ・アロンソ監督。現役引退後は、古巣であるレアル・マドリードの下部組織とレアル・ソシエダのリザーブチームで経験を積み、昨年10月にレヴァークーゼンの指揮官に就任すると、下位に低迷していたチームを立て直し、ヨーロッパリーグ(EL)ではクラブをベスト4に導いた。
今シーズンのレヴァークーゼンは、ブンデスリーガで無敗を維持しながら首位を快走中と絶好調。指揮官を務めるシャビ・アロンソ監督への評価は右肩上がりだ。そんななか古巣であるリヴァプールは、26日にクラブを率いるユルゲン・クロップ監督が2023-24シーズンをもって退任することを発表。シャビ・アロンソ監督は、「まず第一に驚きだった」とコメントし、「リヴァプールに来る前から大きな尊敬の念を抱いていたし、彼が数年の間に成し遂げたこと、そしてそれを達成した方法について、尊敬はさらに大きくなった」とドイツ人指揮官に称賛を送った。
また昨年10月には、レヴァークーゼンとシャビ・アロンソ監督の契約に、「現役時代に所属した3つのクラブ(リヴァプール、レアル・マドリード、バイエルン)から魅力的なオファーが提示された場合、クラブ側が移籍を容認するという」という特別な条項が盛り込まれているとの報道も。今回のクロップ監督退任も相まって、自身がリヴァプールの次期監督候補と噂されている点に対しては、「次のステップを考える時期ではないんだ。私は素晴らしい場所にいる。正しい場所にいる。それしか言えない」と述べつつ、「今後どうなるかは言えない。今のところ気にもしていない」と説明している。