「もう1回“日の丸”を背負って」 中島啓太が目指すパリ五輪と4大メジャー出場【賞金王・特別インタビュー】

昨季、国内男子ツアーの賞金王に輝いた中島啓太。それによりDPワールド(欧州)ツアーの出場権を得て、今季は欧州ツアーを主戦場に戦うことを決意した。単独取材では今年のテーマについて話してくれた。
「今年は海外の4大メジャーに出場することと、ぼくはもうナショナルチームを卒業しましたけど、もう1回“日の丸”を背負ってプレーできるように、オリンピック出場を目指して頑張りたいと思います」

中島が今年の目標とするのは、海外メジャーの「マスターズ」、「全米プロゴルフ選手権」、「全米オープン」、「全英オープン」と、7月26日に開幕する「パリ五輪」への出場だ。マスターズに関しては、まだ招待を受けておらず「自分はただ待つだけなので、まずは欧州ツアーに集中して頑張ります」と吉報を待ちながら、準備をしていく覚悟だ。

五輪については、日本勢の3番手に位置している。出場資格を得ることができるのは基本的には各国2人。世界ランキング上位15人以内なら最大で各国4人という規定もあるが、1月23日時点では、世界ランキングによって松山英樹と久常涼が日本代表候補となっている。中島は現状の位置から2番手以内に上がる必要があり、そのためにも欧州ツアーで成績を残してランキングを上げていきたいところだ。

そして、来季の米国男子ツアーに出場することも目標のひとつ。「2025年にアメリカに行くための1年間」と今季は次のステップに進むための大事なシーズンとなる。22年9月にプロ転向を果たし、実質ルーキーイヤーで挑んだ昨季は“日本一”となった。急速に進む中島の海外挑戦はすでに始まっている。海を越えた新天地で、自身の目標を達成するために立ち止まるわけにはいかない。(文・高木彩音)

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