
クリスタル・パレスに所属するイングランド代表DFマルク・グエイに対しリヴァプールが関心を寄せているようだ。25日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
現在32歳のグエイはチェルシーの下部組織出身で、2019-20シーズン途中にトップチームへ昇格。その後はスウォンジーでの武者修行を経て、2021年夏にクリスタル・パレスへ完全移籍で加入した。すぐさまセンターバック(CB)の主軸に定着すると、ここまで公式戦通算106試合に出場し5ゴール2アシストをマーク。一昨年3月にはイングランド代表デビューも果たし、ここまで国際Aマッチ通算9試合に出場している。
かねてからメガクラブ行きの噂が浮上しているグエイだが、とりわけリヴァプールがその動向を注視している模様。同クラブを巡っては、キャプテンを務めるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが今年7月で33歳となり、元カメルーン代表DFジョエル・マティプとの現行契約が6月末で満了に。こうした現状を考慮し、ユルゲン・クロップ監督は最終ラインに新たな実力者を加えたいと考えているようだ。
今回の報道によると、プレミアリーグで現在15位に低迷しているクリスタル・パレスが絶対的主力であるグエイを今冬に手放す可能性は極めて低く、獲得に向けては莫大な移籍金が必要になるとのこと。リヴァプールもクリスタル・パレスの状況や現スカッドのパフォーマンス等を考慮し、今シーズン終了後に幕を開ける夏の移籍市場での獲得を検討しているようだ。
クリスタル・パレスではキャプテンマークを巻く機会も多く、正に“守備の要”として奮闘しているグエイ。果たして夏の移籍市場でステップアップは実現するのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。