アイアンが1番手飛ぶ! 有村智恵の“ぶ厚い”当たりは「水を入れたペットボトル」でつくる

昨年11月22日、36歳の誕生日にSNSで妊娠を報告した有村智恵。1億4千万円を稼いで賞金ランキング3位に入った2009年には、パーオン率が70%を超えるなど、正確なアイアンショットで多くのバーディを重ねた。そんな有村のインパクトはぶ厚い。薄い当たりでショートしがちなアベレージゴルファーには「水を入れたペットボトルを押すドリルがオススメ」と昨年の取材で答えている。
「アイアンは上から打ち込むものだと思っている人は多いと思います。でも最近のアイアンは性能が高いため、ヘッドを上から打ち込まなくても球は上がってくれます」。アイアンショットではダウンブローがセオリーだが、過度に意識しすぎると上体が左に突っ込み、かえって薄い当たりになってしまうのだ。
 
だから有村のイメージは「払い打つ感じ」。ヘッドをボールに対して低い位置から入れて、フォローでも低く動かせば、「結果的にボールを長く押し込めて、ロフトなりにボールが上がってくれます」と話す。そのイメージを体感するために、水の入ったペットボトルが登場する。

「ボールの代わりにペットボトルをフタが目標を向くように置いて、底の部分をヘッドで真っすぐ押してみてください。手先だけで動かそうとすると、ペットボトルは真っすぐ動かせません。お腹に力を入れて全身を使って押し込むと、うまくいきます」
 
丸いボールではなく細長いペットボトルを真っすぐ押そうとすれば、ヘッドの動きは自然と払い打ちになる。さらにボールよりも重いため、手先ではなく体で押す動きが身につくわけだ。「実際にボールを打つときは、ダウンスイングでヘッドを腰まで下ろしてから、体を回して打つと、低く長くヘッドを出していけます」。アイアンでショートしがちなゴルファーはまずは家のペットボトルで、1番手飛ぶ厚いインパクトのイメトレをしよう。

■有村智恵
ありむら・ちえ / 1987年生まれ。熊本県出身。2009年には年間5勝を挙げて賞金ランキング3位に入った。13年には米ツアーを主戦場に戦い、国内ツアー復帰後の18年にツアー通算14勝目を挙げている。昨年は妊活のためにツアーを休養した

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