カラバオ杯決勝に進出…チェルシー指揮官「いいチームを構築している」

 チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、カラバオ・カップ(リーグカップ)決勝に進出した喜びを語った。

 カラバオ・カップ準決勝のセカンドレグが23日に行われ、チェルシーはミドルスブラ(2部)と対戦。ファーストレグを0-1で終えたチェルシーだったが、15分にオウンゴールから先制すると、29分にはエンソ・フェルナンデスのゴールで2試合合計スコアでも逆転に成功。その後、コール・パルマーが2得点を決めるなど、4点を追加したチェルシーは、2試合合計6-2で大勝した。

 本拠地『スタンフォード・ブリッジ』で迎えたセカンドレグで勝利を収め、逆転で2シーズンぶりのカラバオ・カップ決勝進出を決めた試合後、イギリスメディア『スカイスポーツ』でポチェッティーノ監督は「今日はゴール前でとても冷静だった。ファーストレグではそれを欠いていて残念だったけど、今日は本当に良かったし、それが違いだと思う」と振り返った。

 続けて、プレミアリーグでは12位に終わった昨シーズン同様に今シーズンも現時点で9位と苦しんでいる状況ながら、カラバオ・カップで決勝に駒を進めたことには「これは本当に重要だ」とオーナーが交代して以降、3度の移籍市場で大型補強の末に大幅な若返りを果たしたチームにとって大きな成果であることをポチェッティーノ監督は強調した。

「時々、チェルシーの歴史や欠場者について考えることがある。私たちは若く、成長する必要がある。このような試合は若い選手にとっていい経験になるし、これから成長していくためにも、競争に役立つと思う。私たちはとてもいいチームを構築している。メンタリティはいい。十分あるが、時間が必要だ」

「パフォーマンスに失望したことは一度もない。冷静ではなかったというだけだ。これは新しいプロジェクトだ。私たちはチームを構築しているところで、悪いプレーがあるのも普通のことだ。いいプレーをしても勝てないこともあったが、これは大きな後押しになると思う」

「(26日の)アストン・ヴィラ戦に向けて準備する時間はあまりなく、負傷者もたくさんいる。それでも、とても嬉しいね。人々は私たちを信じて、信頼する必要がある。私たちはシーズン最初のトロフィーを獲得するチャンスのために決勝に臨むだけだ」

【動画】チェルシーが逆転でカラバオ・カップ決勝進出を決めた

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