ウェストハム、K・フィリップスをレンタル移籍で獲得か…選手本人も移籍に前向き？

　マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスが、ウェストハムにレンタル移籍で加入する可能性があるようだ。22日、イギリス紙『ガーディアン』が報じている。

　現在28歳のK・フィリップスはリーズの下部組織出身で、2015年にトップチームデビューを果たし、公式戦通算234試合の出場で14ゴール13アシストを記録。2022年7月にはリーズを離れ、4500万ポンド（約84億円）と見られる移籍金でマンチェスター・シティに加入した。

　しかし、ジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を得ることはなかなかできず、今シーズンはプレミアリーグでの先発出場がない他、ここまで公式戦の出場はわずか10試合（先発は2試合）にとどまっている。このような状況から、今年6月に開幕するEURO2024にイングランド代表として出場するために、定期的な出場機会を求め、同選手は今冬の移籍を望んでいることが伝えられていた。

　そんななか、今回の報道によると、K・フィリップスにウェストハムが関心を寄せている模様で、レンタル移籍での獲得に近づいているようだ。しかし、未だクラブ間合意には至っていないとのことで、マンチェスター・シティ側はレンタル料として700万ポンド（約13億円）を要求しているものの、ウェストハム側はこの金額に納得しておらず、レンタル料の引き下げを望んでいるという。同メディアは、クラブ間合意はマンチェスター・シティがこのレンタル料減額の要求に応じるか否か次第だと指摘しているものの、選手本人がウェストハムへの移籍に前向きであることもあり、移籍の可能性は高まっていると報じている。

　果たして、ウェストハムは今冬にK・フィリップスをチームに迎え入れることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。