賞金総額が過去最高175億円、最終戦は優勝6億円 LPGAは世界最大のスポーツに【24年米女子ツアー丸わかり】

1月18日からの「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で幕を開けた米国女子ツアー。新たなルーキーも加わり、さらに盛り上がること間違いなし。ということで、2024年の米国女子ツアーで知っておきたいことを予習・復習しておこう。今回は『賞金』について。

今季の米国女子ツアーは公式大会35試合、非公式大会2試合が予定されているなか、その賞金もパワーアップ。総額は1億1800万ドル以上、日本円にして約174億7000万円がかけられる。昨年に続き、史上最高額を更新。21年の約7000万ドルからは69%増加となった。

23年には4試合、21年には1試合のみだった賞金総額300万ドル以上の大会が、過去最多の16大会になる。そのうち、賞金が300万ドルに引き上げられるのは
・みずほアメリカズオープン(275万ドル→300万ドル)
・マイヤーLPGAクラシック(250万ドル→300万ドル)
・ウォルマートNWアーカンソー選手権(230万ドル→300万ドル)
・ロッテ選手権(200万ドル→300万ドル)
の4大会。これらを含めた10大会が、すでに賞金アップを発表している。

そのなかで最も注目を集めるのが、最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」。ポイントランキング上位者のみが出場できるエリートフィールドだが、その賞金総額は700万ドルから1100万ドル(約16億円2000万円)にアップする。優勝賞金は昨季から倍額の400万ドル(約6億円)となり、これは女子スポーツ界として史上最高額になる見込み。米国男子ツアーのシグニチャーイベント8大会のうち3大会と同額に当たる。

海外メジャーの5大会はまだ賞金総額が発表されていない。ペブルビーチGLで行われた昨年の「全米女子オープン」は総額1100万ドルだったが、22年から100万ドル増額して史上最高を更新した。それらを踏まえると、前代未聞のツアー賞金総額2億ドル到達も時間の問題かもしれない。

昨季の賞金ランキング1位はメジャー2勝を含む4勝を飾ったリリア・ヴ(米国)で350万2303ドル(約5億2000万円)。日本勢最上位の8位につけた畑岡奈紗は198万8216ドル(約2億9500万円)を獲得した。

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