レヴァークーゼン、2戦連続の後半AT弾でライプツィヒとの激闘制す!…ブンデス4連勝達成

 ブンデスリーガ第18節が20日に行われ、ライプツィヒとレヴァークーゼンが対戦した。

 就任2年目のシャビ・アロンソ監督が率いるレヴァークーゼンは、今シーズン開幕から全コンペティションで未だ無敗を維持。首位を快走するブンデスリーガでも3連勝中と盤石の戦いを見せている。対するライプツィヒはチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位につけているが、直近では2試合未勝利と波に乗れていない。大注目のブンデスリーガ上位対決。果たして勝ち点「3」を掴むのはどちらのチームになるだろうか。

 序盤はホームの大声援を受けるライプツィヒが攻勢を強める。4分にシャビ・シモンズの突破を起点にベンヤミン・シェシュコがシュートまで持ち込むと、8分にはダヴィド・ラウムの縦パスに反応したシェシュコがボールを収め、ザヴェル・シュラーガーを経由しボックス内へクロスが送られる。これを収めたシャビ・シモンズが巧みな反転から左足のボレーシュートをゴール右下隅に突き刺し、ホームチームが先手を取った。

 ライプツィヒの鋭い攻撃に苦戦していたレヴァークーゼンは17分に創出。右のニアゾーンへ抜け出したヨナス・ホフマンが中央へ折り返すと、DFに当たったボールはファーサイドへ。アレハンドロ・グリマルドが走り込みながら狙ったが、枠を捉えたシュートはGKの好セーブに阻まれる。対するライプツィヒは21分、前線に上がってきたモハメド・シマカンが強烈なミドルシュートを放ったが、GKルーカス・フラデツキーの好セーブに阻まれた。

 その後はレヴァークーゼンがフロリアン・ヴィルツらを起点に何度かチャンスを作るもゴールネットを揺らすまでには至らず。ライプツィヒは粘り強い守備対応を見せながらも、時折ロイス・オペンダのスピードを活かした鋭いカウンターを発動する。しかしスコアは動かず、前半は1-0で終了した。

 後半開始直後の47分、レヴァークーゼンは左に開いて起点を作ったヴィルツがボックス内左のホフマンへ送り、ワンタッチで落としたボールをグリマルドがダイレクトでゴール前へ折り返す。このグラウンダーのクロスにネイサン・テラが合わせ試合を振り出しに戻した。勢いに乗るレヴァークーゼンは55分、ボックス内で縦パスを引き出したヴィルツが右足で狙い澄ましたシュートを放つも、GKヤニス・ブラスヴィヒが好セーブを披露する。

 その直後、CKのピンチを凌いだライプツィヒが自陣から得意の高速カウンターを発動。ボールを収めたシャビ・シモンズが右サイドに展開すると、長い距離を駆け上がったダニ・オルモがダイレクトで絶妙なスルーパスをゴール前に送る。走り込んだオペンダがダイレクトでネットを揺らし、53分に勝ち越しに成功。しかし63分、レヴァークーゼンはホフマンの左CKにヨナタン・ターが頭で合わせ、再び同点に追い付いた。

 その後はボール保持率で勝るレヴァークーゼンが押し気味に試合を進めるが、ライプツィヒも要所で鋭い攻撃を繰り出し緊迫した展開が続く。すると90+1分、レヴァークーゼンはグリマルドの右CKにピエロ・インカピエが合わせ遂に逆転に成功。首位チームにとっては前節アウクスブルク戦に続く後半アディショナルタイムでの勝ち越しゴールとなった。

 試合はこのまま3-2で終了。激闘を制したレヴァークーゼンが4連勝を達成した。次節は27日に行われ、ライプツィヒはアウェイでシュトゥットガルトと、レヴァークーゼンはホームでボルシアMGと対戦する。

【スコア】
ライプツィヒ 2-3 レヴァークーゼン

【得点者】
1-0 8分 シャビ・シモンズ(ライプツィヒ)
1-1 47分 ネイサン・テラ(レヴァークーゼン)
2-1 56分 ロイス・オペンダ(ライプツィヒ)
2-2 63分 ヨナタン・ター(レヴァークーゼン)
2-3 90+1分 ピエロ・インカピエ(レヴァークーゼン)

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