プロテストトップ合格・清本美波は「右手を一度外す」セットアップでスライス撲滅

合格率3%という日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストを、2位と5打差のトータル17アンダーでトップ通過した清本美波。ゴルフ雑誌ALBA 884号の特集『切り返し なぜミスるのか』では、清本がスライスを防ぐために行っているアドレス時のルーティンを解説している。
「ダウン(スイング)で右肩が前に出て、アウトからクラブが下りて来てスライスが出るのが、私の悪い癖」と、自身のミスの傾向を把握している清本。そこで取り入れているのが「右手を一度外してから握り直すセットアップ」だという。

「まず構えてヘッドをソールした後に、右手を右腰辺りに外します。そして、そのまま右腕を素振りするように動かしてグリップします。このとき、右腕は理想のダウンの軌道をなぞるように動かすのがポイント。こうすると右肩が前に出ず、クラブをプレーンに下ろす動きを体に染み込ませられます。ダウンスイングで右ヒジを曲げて右ワキ腹に付けたまま下ろせるので、体の回転で振れます」。

さらに、アドレスのチェックポイントとして「飛球線後方から見たとき、左腕が上に見えるように構えましょう」と話す。というのも「左腕が下に見えるときは、右ヒジが伸びて、右肩が前に出ている証拠」であり、スライスのミスにつながりやすいからだ。

スライスのミスはスイングにあると考えがちだが、セットアップ一つ変えるだけで劇的に改善することもある。カット打ちやスライスに悩む人は、清本の「右手を一度外してから握り直す」というセットアップを試してみよう。

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