バンス角だけで判断しちゃダメ 冬のペタペタ芝でもダフりに強いウェッジとは

バンス角は、よくやさしいウェッジ選びの基準にされる。間違いではないが、より細かく性能をチェックするには、リーディングエッジの高さとソールの出っ張りの頂点がどれくらい深いかを見るのがおすすめだ。
冬になって芝が薄くなると、グリーン周りのダフリが出やすくなる。アプローチをやさしくするには、ダフリに強いウェッジを選びたいが、そのためにはソールを細かくチェックすべきとギアコーチの筒康博は語る。

■エッジの高さ、ソール頂点の深さ、ソール幅が重要
 
「まずバンス角の大きいものは確実にダフリに強いですが、それだけではボールの飛び方や抜け感までは分かりません。そこでおすすめしたいのが、3つのポイントに絞ってソールを見ることです。

まず“エッジの高さ”はバンス角を簡易的にチェックできる項目で、高いほどエッジが刺さりにくく、ダフリに強くなります。球筋に影響するのが“ソール頂点の深さ”です。深いほどロフトが立って当たりボールが飛びますが、接地時間が長いぶん、抜けの悪さも感じやすくなります。最後に“ソール幅”で、スクエアに構えたときの座りの良さや入射角への対応度をチェックすれば、自分に合ったウェッジが見つかりますよ」

最新ウェッジはソールに凹みをつけるなど、さまざまなタイプがそろっている。冬から春にかけて芝が生えそろうまではグリーン周りのアプローチは難しい状況が続く。ミスが分かりやすい季節に、自分に合ったダフリに強いウェッジを手に入れよう。

筒 康博
つつ・やすひろ / 過去の名器から最新クラブまで豊富な知識を持つ通称『ギアコーチ』。インドアゴルフレンジKz亀戸店のヘッドコーチとして、アマチュアの悩みを解決している

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