ユヴェントス、4発大勝でコッパ・イタリア準決勝に駒を進める! ミリクがハットトリックの大暴れ

 コッパ・イタリア準々決勝が11日に行われ、ユヴェントスとフロジノーネが対戦した。

 4日に行われたラウンド16でサレルニターナを6-1の大勝で下したユヴェントスは、直近の公式戦15試合無敗と絶好調。一方のフロジノーネは、先月19日にラウンド16でナポリを4-0で破ってから3連敗中と苦しんでいる。ベスト4進出をかけた一戦が、ユヴェントスの本拠地『アリアンツ・スタジアム』で開催された。

 試合は、開始早々の11分にホームのユヴェントスがスコアを動かす。スピードに乗ったドリブルでボックス内へと侵入したファビオ・ミレッティが倒されPKを獲得。キッカーを務めたアルカディウシュ・ミリクが、冷静にGKの逆をついて先制点を挙げた。

 その後は、両者大きな決定機を作れずにいたものの、38分に自陣深くでボールを奪ったユヴェントスがロングカウンターを仕掛ける。細かくパスを繋いで前進し、ハーフラインの右でボールを持ったミリクが、大きなサイドチェンジで左サイドに展開。ボックス左角でパスを受けたウェストン・マッケニーがカットインからクロスを送ると、大外に走り込んできたミリクが胸トラップからGKの股下を通すシュートでネットを揺らし、貴重な追加点を奪った。

 後半に入ってもミリクの勢いは止まらない。48分にフロジノーネがゴールキックからポゼッションを試みるが、前線から激しいプレッシングを行ったマヌエル・ロカテッリがインターセプト。フロジノーネのGKミケーレ・セロフォリーニが飛び出してきたタイミングで横パスを選択し、ミリクが確実に押し込んでハットトリックを達成した。

 61分には、ユヴェントスがフロジノーネを相手陣内に押し込むと、最終ラインも加わったパス交換から、マッケニーが右サイドでボールを受ける。浅い位置からフリーの状態でゴール前に滞空時間の長いクロスを蹴り入れると、スプリントしながら飛び込んできたケナン・ユルディズが、右足でアクロバティックなダイレクトボレーを放つ。豪快なシュートはゴールに吸い込まれ、ユヴェントスがリードを4点に広げた。

 最後までフロジノーネを攻め続けたユヴェントスだったが5点目は生まれず、そのまま試合は4-0で終了。勝利したユヴェントスは、日本時間4月4日に開催される準決勝・ファーストレグでラツィオと対戦する。

【スコア】
ユヴェントス 4-0 フロジノーネ

【得点者】
1-0 11分 アルカディウシュ・ミリク(PK/ユヴェントス)
2-0 38分 アルカディウシュ・ミリク(ユヴェントス)
3-0 48分 アルカディウシュ・ミリク(ユヴェントス)
4-0 61分 ケナン・ユルディズ(ユヴェントス)

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