トッテナムに所属する元フランス代表GKウーゴ・ロリスがメジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルスFCへ移籍する可能性があるようだ。29日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
現在37歳のロリスは母国のニースでプロデビューを飾ると、リヨンを経て2012-13シーズンにトッテナムへ。2019年にはクラブのチャンピオンズリーグ決勝進出にも貢献した。2022年には公式戦400試合出場を達成するなど、長らく主力として活躍していたものの、1-6で大敗した今年4月のニューカッスル戦以降、一度も出場がなく、新加入のグリエルモ・ヴィカーリオに正GKの座を奪われている状況だ。今夏のツアーメンバーにも選ばれず、自身の退団発言もあり、移籍が有力視されていたが、チームに残留していた。
『BBC』によれば、トッテナムとの契約は来年6月末までであり、シーズン終了後にフリートランスファーでの移籍を模索しているとのこと。具体的な新天地はMLSのロサンゼルスFCで、すでに交渉の段階にあるという。ロサンゼルスFCには今月12日に現役引退を発表した元イタリア代表ジョルジョ・キエッリーニが所属していた。
今シーズンの開幕前にはセリエAのラツィオとの交渉が進んでいたものの破談になったというロリス。現在のトッテナムの中で在籍年数が最長となっているレジェンドは来季活躍の場をアメリカに移すことになるのだろうか。