アーセナルが痛恨黒星…リヴァプールに抜かれ首位陥落、ウェストハムは3戦連続完封勝利

 プレミアリーグ第19節が28日に行われ、アーセナルとウェストハムが対戦した。

 前節は敵地『アンフィールド』でリヴァプールとの首位攻防戦を戦い、1-1の引き分けに終わったアーセナル。リーグ戦連勝こそ逃したものの、2年連続首位でクリスマスを迎えることに成功している。今節はホームに連勝中の暫定7位ウェストハムを迎えての一戦。先に試合を終えたリヴァプールを勝ち点で上回り、首位でリーグ戦を折り返すためにも、何としても勝ち点「3」を獲得したいところだ。

 試合の均衡が破れたのは13分、左サイドで高い位置を取ったエメルソン・パルミエリが鋭いクロスを送ると、クリアミスを拾ったジャロッド・ボーウェンがゴールライン際から折り返し、最後はトマーシュ・ソウチェクが豪快に蹴り込みネットを揺らす。ウェストハムが早い時間での先制に成功した。ビハインドを負ったアーセナルはボール保持率を高め、前線の選手が流動的に動きながらチャンスを窺っていく。

 30分にはアーセナルに決定機が到来。ボックス右角付近でボールを受けたガブリエウ・ジェズスがゴール前に柔らかいクロスを供給し、中央のブカヨ・サカが頭で合わせる。シュートは枠を捉えたが、GKアルフォンソ・アレオラの好セーブに阻まれた。37分には細かいパス交換でボックス内へ侵入し、サカの右からの折り返しに最後はガブリエウ・マルティネッリが合わせたが、シュートは惜しくも枠の右へ外れる。

 42分、鋭い出足を見せたウィリアン・サリバが最前線へ送り、これをキープしたマルティン・ウーデゴーアが絶妙なスルーパスを供給。抜け出したサカが右足で狙ったが、至近距離からのシュートは右ポストを叩いた。前半はこのまま0-1で終了。アーセナルは1点ビハインドでの折り返しとなった。

 後半の序盤もアーセナルが攻勢を強める。53分には左サイドでのパス交換で相手守備陣を押し込み、古巣対戦のデクラン・ライスが強烈なミドルシュートを放つ。対するウェストハムは55分、ジェームズ・ウォード・プラウズの左CKにコンスタンティノス・マヴロパノスが頭で合わせ貴重な追加点を奪った。苦しい展開となったアーセナルは64分に2枚替えを敢行。リース・ネルソンとエディ・エンケティアを投入し状況の打開を図る。

 66分、ウーデゴーアの華麗なパスに抜け出したベン・ホワイトが中央へ折り返し、ジェズスが頭で合わせるも枠を捉えられず。74分にはボックス内右でウーデゴーアのパスを受けたレアンドロ・トロサールが滑り込みながらシュートを放ったが、GKアレオラの好セーブに阻まれた。90分にはウーデゴーアが左足で強烈なミドルシュートを放ったが、またもGKアレオラが鋭い反応を見せた。

 アーセナルはその後もウェストハムを押し込み続けたが、90+5分にはライスがボックス内でエメルソンを倒しPK献上。サイード・ベンラーマのキックはGKダビド・ラヤがセーブするも、試合はここでタイムアップ。ホームで痛恨の黒星を喫したアーセナルはリヴァプールに抜かれて2位へ転落。対するウェストハムは3戦連続で完封勝利を飾った。次節、アーセナルは12月31日にアウェイでフルアムと、ウェストハムは1月2日にアウェイでブライトンと対戦する。

【スコア】
アーセナル 0-2 ウェストハム

【得点者】
0-1 13分 トマーシュ・ソウチェク(ウェストハム)
0-2 55分 コンスタンティノス・マヴロパノス(ウェストハム)

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