千葉市長「失われるものが大きい」波紋呼ぶJR京葉線の通勤快速廃止 海浜幕張停車案も

賛否両論の様相です。

市長宛て意見も500件超え

 JR東日本は2024年3月のダイヤ改正に際し、京葉線で運行する通勤快速を廃止のうえ、快速も日中(10~15時台)以外の時間帯は全て各駅停車とすると発表していますが、これに対し神谷俊一千葉市長が自身のX(旧Twitter)で懸念を示しています。

 12月19日、「特に房総や千葉市から東京への通勤通学、幕張新都心へのアクセス等に相当な影響があると考えています」と投稿し、「市でも影響を分析していますが、ぜひご意見をお寄せください」と続けました。そして22日、「X上だけでも500件超のご意見を頂きました。(中略)しっかりと受け止め今後の対応を検討しています。(中略)市民生活と都市基盤維持のために言うべきことは強く申し入れていきます」と投稿しました。 このダイヤ改正については、まさに賛否両論状態に。「速達性が著しく損なわれる」「遠方からの通勤者が困る」「(商業集積地である)幕張は打撃では」といった意見が目立つ一方、「追い抜かれない各駅停車が増えれば利便性は向上する」や、「本数が少ない通勤快速に前々から並ぶ人がいて、特定の時間帯に駅が混雑していた」という意見も見られました。 そのようななか12月26日、神谷市長が再びXを更新。以下のように投稿しました。「混雑緩和や平準化がダイヤ変更の理由とされていますが、朝夕の通勤快速・快速廃止(全列車各駅停車化)は、その最適解とはとても思えません。蘇我駅等また以南の通勤者の生活基盤が壊されるなど失われるものが大きすぎます。通勤快速の海浜幕張停車など代わりにできることは沢山あるはずです」 歴史をさかのぼれば、千葉以遠~東京間のバイパス的性格が強かった京葉線の通勤快速。全通した1990(平成2)年3月に快速運転も開始しますが、当時はまだ沿線人口は少なく、幕張新都心に代表されるような商業・業務地区も形成中でした。 各社報道によれば、神谷市長が年内にも、JR東日本の千葉支社長と面会する予定とのことです。

千葉市長の投稿内容とは

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