不振のチェルシーで唯一の光明…エンクンクがプレミアデビュー戦で初ゴール

 チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクが、プレミアリーグデビュー戦で初ゴールを挙げた。

 プレミアリーグ第18節が24日に行われ、チェルシーは敵地でウルヴァーハンプトン(ウルヴス)と対戦。51分にCKから先制点を奪われたほか、90+3分にも追加点を許すと、90+6分にエンクンクのヘディング弾で1点を返したものの、追いつくことはできず、1-2で試合終了。リーグ戦2試合ぶりの敗戦となったチェルシーは23年ぶりにアウェイ4連敗を喫している。

 今夏に大きな期待を背負ってライプツィヒからチェルシーに加入したエンクンクは、プレシーズンの4試合でチーム最多の3ゴールを記録したものの、開幕直前の試合で左ひざを負傷したことにより、手術を受け長期離脱を余儀なくされ、なかなか公式戦での新天地デビューをできない状況が続いていた。

 そんななか、19日に行われたカラバオ・カップ準々決勝のニューカッスル戦で途中出場を果たし、待望のチェルシーデビューを果たしたエンクンクは、ウルヴス戦でも58分から途中出場し、プレミアリーグデビューを飾って初ゴールも決めた。

 なお、データサイト『OPTA』によると、エンクンクはプレミアリーグのデビュー戦でゴールを記録したチェルシー史上27人目の選手になり、途中出場での同記録を達成は2017年8月のスペイン代表FWアルバロ・モラタ以来になったという。

 クラブ公式サイトによると、ウルヴス戦後に早速結果を残したエンクンクについて聞かれたマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「エンクンクの得点を見ることができて嬉しいし、彼が私たちにとってどれほど重要であるかを示している」と賛辞を送った一方で、同選手が復帰したばかりであることも強調した。

「彼に過度なプレッシャーをかけることはできない。とても長い間欠場していて、それが彼を安心させるために60分から出場させた理由だ。ゴールを決められる質の高い選手であり、今日それをしてくれたことを嬉しく思うが、もちろん試合に勝てなかったことは残念だ」

「クリスト(エンクンク)がこのようになるためには時間が必要だが、彼が最高の状態になることに自信を持っているし、私たちにとって重要な選手になるだろう」

【ハイライト動画】ウルヴァーハンプトンvsチェルシー

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