熊本~大分直結「中九州横断道」全通へ前進「大分最後の未事業化区間」概略ルート確定で環境アセスへ

概略ルートが何も決まっていなかった大分市街エリアが前進しました。

事業化の前段階へ

 国土交通省 九州地方整備局は2023年12月21日(木)、大分市と熊本市をつなぐ予定の「中九州横断道路」について、環境アセスメントの手続きのひとつとして「計画段階環境配慮書」を公表しました。 中九州横断道路は全長約120km。東九州道の大分宮河内ICから分岐して、九州道の熊本北JCT(仮)へ到達し、2つの県庁所在地を直結する高速道路が誕生することになります。鉄道では、JR豊肥本線のルートに相当します。 ほとんどが事業化済みもしくは開通済みで、県境周辺の「竹田阿蘇道路」や「滝室坂道路」などの工事が最盛期を迎えています。いっぽう、大分市街の区間がいまだに未事業化のままとなっています。今年になって計画段階評価がすすめられ、12月に概略ルートがようやく決まったところでした。 概略ルートは、東側の山裾を行く「山側ルート」です。平地ルートに比べ距離が若干伸びますが、沿道への影響や移転戸数が少なく済むメリットがあります。概算整備費用は約2200~2400億円です。 この概略ルートをもとに環境アセスメントが進められており、都市計画決定とともに完了すれば、いよいよ事業化を待つ段階となります。

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