アーセナル指揮官が欧州SL構想について語る「サポーターの意見は重要。彼らに寄り添う必要がある」

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、欧州スーパーリーグ(ESL)の新構想に加わらないというクラブの決定について、自身の考えを述べた。22日、イギリスの『BBC』が報じている。

 2021年4月にバルセロナ、レアル・マドリード、ユヴェントスを中心に、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、リヴァプール、トッテナム、アーセナル、ミラン、インテル、アトレティコ・マドリードの12クラブが、チャンピオンズリーグ(CL)に代わる新たな大会として、欧州スーパーリーグ(ESL)の設立を宣言。しかし、各方面からの非難が相次いだことで最終的にはバルセロナ、レアル・マドリードを除く10クラブが続々と離脱し、計画は頓挫していた。

 それでも、21日に欧州司法裁判所(ECJ)が国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)がESL構想を阻止するのはEU法に違反しているとの判決を下した。これを受け、ESL構想を推進する『A22スポーツマネージメント』が大会の新たなフォーマットを発表するなど、ESL設立の可能性が再浮上している。

 しかし22日、アーセナルはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、リヴァプール、トッテナムとともに「ESLに対する立場に変わりはない」ことを発表し、UEFAの大会への参加を継続する立場を確認した。

 このクラブの方針に対し、アルテタ監督は「サポーターの存在と彼らの情熱が、サッカーが存在する理由だ。サポーターの意見は重要だし、彼らに寄り添わないといけない」と話し、サポーターがESLに反対している以上、クラブはサポーターの気持ちに従うべきとの考えを示した。

 そのうえでアルテタ監督は、「我々の立場は変わらない。 CLでプレーするのが大好きだし、今後もそれを続けるだろう」と付け加え、ESLとは距離を置き、自らもUEFAの大会への参加継続に意欲を持っていることを示した。

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