田中碧、1月にブンデス“個人昇格”の可能性?…シュトゥットガルトが獲得を検討か

 デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧に対し、シュトゥットガルトが関心を寄せているようだ。18日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 1998年9月10日生まれで現在25歳の田中は川崎フロンターレで頭角を表し、2021年7月にデュッセルドルフにレンタルで加入。在籍初年度からボランチの主軸として活躍すると、翌年夏には完全移籍への移行が発表された。同クラブではここまで公式戦通算74試合に出場し6ゴール5アシストをマーク。今夏には複数クラブからの関心が噂されるも残留に至り、今シーズンは公式戦19試合に出場し4ゴール1アシストを記録している。

 現在は2.ブンデスリーガ(ドイツ2部リーグ)で活躍している田中だが、1月に国内トップリーグへ“個人昇格”する可能性が浮上しているという。報道によると、今シーズンのブンデスリーガで上位争いに食い込んでいるシュトゥットガルトが、1月に幕を開ける冬の移籍市場での獲得を検討しているとのこと。すでに同クラブは田中の代理人と接触し、移籍金をめぐる交渉が開始されているようだ。

 デュッセルドルフと締結している2025年6月末までの現行契約には、500万ユーロ(約7億8000万円)の解除条項が付随している模様。しかし、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、350万ユーロ(約5億4000万円)程度での獲得も可能であると指摘している。なお、田中本人は国内トップリーグへの移籍を前向きに検討しているとも報じられている。

 先日には日本代表MF堂安律が所属するフライブルクからの関心も報じられた田中。ドイツに活躍の場を移してから約2年半が経過し、いよいよトップリーグへ挑戦することになるのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。

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