チェルシー指揮官、売却が噂される生え抜きMFへの信頼を強調「クラブが必要とする本当に重要な選手」

 チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、16日に行われたプレミアリーグ第17節・シェフィールド・ユナイテッド戦の試合後の会見で、1月の移籍市場での売却が噂されるコナー・ギャラガーについて言及した。イギリス紙『イブニング・スタンダード』などが報じている。

 現在23歳のギャラガーはチェルシーの下部組織で育った“生え抜き”のボランチ。今シーズンは負傷欠場しているリース・ジェームズに代わって、キャプテンマークを巻く機会も増えており、チームにとって欠かせない存在となっている。

 しかし、そんなギャラガーに移籍の噂が浮上した。0-2で敗れた10日のエヴァートン戦後、ポチェッティーノ監督は「私たちは真ん中の何かが欠けてしまっている。それが現実であり、私たちは現実を改善する必要があるかもしれない」などとコメント。1月の移籍市場での補強の必要性を示唆し、クラブはセンターフォワードの補強に向けて動いていると報道があった。

 ストライカーを獲得するためには、巨額の資金を捻出する必要となる。そこで、現行契約が2025年夏で満了となるコナー・ギャラガーを1月の移籍市場で売却するのではないかと報じられた。

 16日、シェフィールド・ユナイテッド戦後の記者会見に出席したポチェッティーノ監督がメディアからの質問に回答。その場で、注目が集まるコナー・ギャラガーの将来についても言及した。

 ポチェッティーノ監督は、契約に関して、あくまで「クラブと選手の間の問題だ。私の決断ではないので、あまり話す必要はない」と詳細を明かさなかったが、あらためて、ギャラガーへの信頼を強調。「彼はほぼすべての試合でスターティングイレブンに名を連ねており、キャプテンの一人でもある。私にとって、彼はクラブに必要なタイプの選手だ」とコメントした。

 イギリス紙『イブニング・スタンダード』によれば、現段階で新契約の締結に関する交渉は進んでいない。ただ、指揮官は「チェルシーの価値観のために彼は重要だ。彼はアカデミー出身で、クラブのアイデンティティを知っており、非常に献身的に取り組んでいる。それは彼がピッチ上でどのように走り、プレーし、戦うのかを見ればわかるだろう。彼はすべてを捧げ、本当に重要な選手だ。すべてのコーチングスタッフは、チームにこのタイプの選手を望んでいる」と、繰り返しギャラガーへの信頼と重要性を強調している。

 はたしてクラブ“生え抜き”の中心選手は1月に売却されてしまうのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
 

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