ソシエダ、3度の“幻弾”に泣きベティスとスコアレスドロー…フル出場の久保建英は攻撃を牽引

 ラ・リーガ第17節が17日に行われ、レアル・ソシエダとベティスが対戦した。

 直近のリーグ戦で4試合負けなしと好調を維持している6位レアル・ソシエダ。前節は日本代表MF久保建英の1ゴール1アシストという大活躍もあり、敵地でビジャレアル相手に3-0の快勝を収めた。連勝を目指すは今節はホームに7位ベティスを迎えての一戦。久保は右サイドハーフとして4試合連続のスタメン出場を飾っている。

 序盤はレアル・ソシエダがボール保持率を高めつつ、ゴールに迫るシーンを多く作る。久保やキーラン・ティアニーらが両サイドで起点を作り、ボックス内のに陣取ったミケル・オヤルサバルやアルセン・ザハリャンらにボールが渡るも決定的なシュートを放つまでには至らず。対するベティスは21分、左サイドを起点とした攻撃でチャンスを作ると、最後はアブデ・エザルズリが強烈なミドルシュートを放ったが、GKアレックス・レミロの好セーブに阻まれた。

 レアル・ソシエダは26分、右サイドの敵陣深くでボールをキープしたアマリ・トラオレがゴール前にグラウンダーのクロスを供給。最後はフリーのアンドレ・シルヴァが難なく押し込みネットを揺らしたが、オフサイドがあったとして得点は認められず。その後は33分にマルティン・スビメンディ、40分にアジョセ・ペレスがポスト直撃のシュートを放つなど、両チームがチャンスを作り合う展開となる。

 41分、右から敵陣中央へ侵入した久保がボックス手前からゴール前にスルーパスを供給。抜け出したオヤルサバルが右へ流し、最後はアンドレ・シルヴァが無人のゴールへ難なく流し込んだが、直前にオフサイドがあっとして再びノーゴールに。前半はこのままスコアレスで折り返した。

 後半に入り48分、ボックス手前中央でFKを獲得したレアル・ソシエダはオヤルサバルが低い弾道の鋭いシュートを放ったが、GKルイ・シルヴァが好セーブ。対するベティスは64分、左からボックス内へ切り込んだマルク・ロカが左足を振り抜くと、強烈なシュートが枠を捉えたものの、GKレミロが鋭い反応を見せる。69分には久保がカットインから左足のミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできなかった。

 その後も拮抗した展開が続く。75分、スルーパスに反応した途中出場のアサン・ディアオが相手DFラインの背後へ抜け出しボックス内左へ侵入するも、至近距離からのシュートは枠の上へ。対するレアル・ソシエダは終盤に立て続けにチャンスを作る。89分、ウマル・サディクのポストプレーを受けら久保がボックス内右からシュートを放つも、GKルイ・シルヴァが好セーブ。直後には左からの折り返しにサディクが合わせネットを揺らしたが、オフサイドの判定でまたも得点は認められなかった。

 試合はこのまま0-0で終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合うこととなった。次節は21日に行われ、レアル・ソシエダはアウェイでカディスと、ベティスはホームでジローナと対戦する。

【スコア】
レアル・ソシエダ 0-0 ベティス

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