「失敗した」 イスコ、痛恨のEL敗退に落胆…ベティス指揮官も失意「この4年間で初めての大きな挫折」

 14日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループC最終節レンジャーズ戦に敗れたベティスが、首位から3位へと転落。3大会連続3度目の同大会出場となったマヌエル・ペジェグリーニ政権下では、初のグループステージ敗退となった。

 EL・グループC第5節終了時点で、勝ち点9の首位ベティスは、最終節で勝ち点8の2位レンジャーズと対戦。引き分け以上でGS突破、“緑”に染まった本拠地『ベニート・ビジャマリン』とアドバンテージを得るベティスだったが、試合は常に後手を踏む展開に。10分に先制点を許すと、14分にDFフアン・ミランダが、20分に追加点を許すと、37分にFWアジョセ・ペレスが同点ゴールを決める。しかし78分に3度目のリードを奪われ、そのまま2-3の敗戦。また、同時刻開催のもう1試合が、3位スパルタ・プラハの勝利に終わったことで、ベティスは首位から3位へと転落。EL敗退が決定し、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)に回ることになった。

 2020年夏の就任以降は、コパ・デル・レイ優勝(2021-22)やクラブ史上初の3シーズン連続EL出場など、ベティスで多くの成功を収めてきたペジェグリーニ監督。しかし試合後、スペイン紙『アス』が伝えた同指揮官の弁は「とても奇妙な試合での大きな打撃だ。3回のチャンスで、3ゴールを奪った彼らとは対照的に、我々には数え切れないほどのチャンスがあったからね」と省察しつつ、「この4年間で挫折はほどんど経験してこなかったけど、今回はここで続けるために必要なものがすべて揃っていただけに、大きな傷になった」と失意に沈んだものだった。

 また、攻撃のタクトを振るい、1アシストを記録したMFイスコも悔しさを滲ませている。紙一重と強調した“マヒア”は「フットボールでは1秒たりとも隙を与えてはいけないのに、僕たちはそれを与えてしまった。ヨーロッパのような舞台ならなおさらナンセンス。チームは自信に溢れたプレーをしていたけど、これがフットボールだよ。言い訳はできないし、長いシーズンの途中だからただ座ってうだうだしているわけにはいかない」と吐露。続けて「カンファレンスリーグ? それについて語る必要はない。僕たちはこの大会(EL)に興奮していたんだ。ベティコの前で素晴らしいチャンスを掴んだのに失敗してしまった」と臍を噛んだ。

 直近2シーズンと比較すれば、与し易いグループに入っただけに、ベティスにとって痛恨の敗退となった。

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