来たぞ! JALの次世代機「エアバスA350-1000」初号機が羽田に到着 旅客便デビューはいつ?

約20年ぶりとなるJAL国際線の新機材です!

デビューは羽田~ニューヨーク線

 JAL(日本航空)が新たに導入した次世代国際線フラッグシップ「エアバスA350-1000」の初号機(機番:JA01WJ)が、2023年12月15日午前10時25分ごろ、エアバスのデリバリーセンターがあるフランス・トゥールーズから羽田空港に到着しました。同社が国際線の新型機を導入するのはおよそ20年ぶり。年明けの2024年1月から羽田~ニューヨーク線に就航します。 A350-1000は、JALの国内線主力機である「A350-900」の胴体延長タイプです。機体全長はA350-900が66.80mなのに対して、A350-1000は73.79mであり、約7m長くなっています。現在、長距離国際線で運航されているボーイング777-300ERの後継として全13機が導入される予定です。 2023年度は3機が納入される計画で、2024年1月24日から羽田~ニューヨーク線(JL006/JL005)で運航を開始。3号機の受領後は、2地点目として羽田~ダラス・フォートワース線で運航を始めます。

 JALはA350-1000について、「最高の快適性と最新の環境性能を兼ね備えた」機材としてPRしています。ボーイング777と比較して、運航時におけるCO2(二酸化炭素)排出量を15~25%削減できることに加え、A350-1000の日本出発便は燃料搭載量の1%相当を持続可能な航空燃料、いわゆる「SAF」に置き換えることで、より環境に優しいフライトを行えるようにするとしています。 客室はファースト(6席)、ビジネス(54席)、プレミアムエコノミー(24席)、エコノミー(155席)の4クラスで239席を用意。一貫性のあるJALブランドを感じてもらうため、国内線のA350-900やボーイング787-8型機のデザインを意識したインテリアを採用しました。 ファーストとビジネスはJALとしては初めて扉を設けた個室型のシートを設置しているのが特徴で、世界初となるヘッドレスト内蔵スピーカーを導入し、ヘッドフォンを不要な仕様にしたのが特徴です。 加えて、ファーストは座席上の収納棚を設けないことにより、開放感のある空間を確保。ビジネスは座席数を従来機よりも多い54席としつつ、前後間隔を十分に確保することで、より多くの乗客がくつろげる空間を作り出しています。 また、全クラスに4Kモニター設置とBluetooth接続が可能な設備を備えており、2024年春からは事前にJALアプリで映画や音楽のお気に入りリストを作成し、機内で簡単に再生できるサービスも始める予定です。 トゥールーズからJL8102便として羽田空港に着陸したA350-1000(JA01WJ)は、JALメインテナンスセンター2前の211番スポットへ到着。機体が格納庫に入ってドアが開き、フェリーフライトを行ったパイロットが降りて来ると、JALの社員たちによる出迎えが行われました。 次世代の主力機としてJALを支えるエアバスA350-1000の初フライトまであと1か月ほど。デビューに向けて期待が高まっています。

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