契約満了まで約1年半…バイエルン、A・デイヴィスの要求額には応じず交渉は“複雑化”?

 バイエルンがカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスとの契約延長に向けて交渉を進めているようだ。11日、ドイツメディア『スカスポーツ』が伝えている。

 現在23歳のA・デイヴィスは爆発的なスピードを誇る左サイドバック(SB)。2019年1月にメジャーリーグ・サッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスからバイエルンへ完全移籍で加入すると、徐々に出場機会を増やし、現在は最終ラインの主軸として活躍。今シーズンはここまで公式戦20試合に出場し3アシストをマークしている。

 そんなA・デイヴィスを巡っては、左SBの戦力拡充を目指すレアル・マドリードがかねてから熱烈な関心を寄せており、2024年夏の移籍市場で獲得に乗り出す可能性があると報じられている。現行契約が2025年6月末までとなっていることから、バイエルンも新契約締結に向けた交渉を開始。しかし、現時点で両者は合意に至っておらず、依然として去就は不透明となっている。

 今回の報道によると、バイエルンは現在もA・デイヴィスとの契約延長に向けて交渉を進行中とのこと。選手側は2025年以降も同クラブに残留する場合、年俸として1000万ユーロ(約16億円)から1300万ユーロ(約20億円)程度の支払いを要求しているようだ。しかし、クラブ側は直近のパフォーマンスを考慮し、現時点ではカナダ代表DFの要求額を支払う意思はないという。移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク氏は、バイエルンは“複雑”な交渉を強いられていると強調したうえで、仮にA・デイヴィスが自身の要求額を下回る条件を受け入れなければ、今後の移籍市場における売却候補となる可能性が高いと指摘している。

 なお、今夏にバイエルンのスポーツディレクターに就任したクリストフ・フロイント氏はA・デイヴィスの現状について「彼の契約はまだ1年半残っている。話し合いが行われているし、今後数週間でどうなるのか見てみよう」と発言したとスペイン紙『アス』が報じている。

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