グラナダ&ビルバオ、スタジアム観戦中に急死したサポーターに哀悼…両クラブ主将が供花

 10日に行われた『ラ・リーガ第16節 グラナダ対アスレティック・ビルバオ』の試合中に、スタンドで亡くなられたアントニオ・トルヒーリョ氏(享年64歳)に対して、両クラブが哀悼の意を表した。11日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 10日にグラナダの本拠地『ヌエボ・ロス・カルメネス』にて行われた同試合中に、グラナダの熱烈なサポーターで、シーズンチケット保有者のアントニオ氏が心肺停止の状態に陥るアクシデントが発生。試合は前半17分に一時中断されると、両クラブのメディカルスタッフおよび医療従事者らが蘇生を試みたものの、約1時間後にスタンドで息を引き取った。これに伴い、試合は翌日に延期されることが決定していた。

 そして11日、前半17分から途中再開されるにあたり、両クラブがアントニオ氏に哀悼の意を表した。グラナダは公式SNSに掲載するスターティングメンバーリストに11人の選手とともに、アントニオ氏の名前を記載。シーズンチケット保有者である同氏の座席には、会員番号『892』を記したネーム入りのユニフォームが被せられ、試合前に両クラブのキャプテン(ビクトル・ディアス、イケル・ムニアイン)が供花。また選手入場時には、両クラブの選手が『D.E.P. Antonio』と書かれた黒いTシャツを着用していた。

 なお、FWイニャキ・ウィリアムズのゴールで先制したアスレティック・ビルバオの1点リードで再開した試合は、後半10分にグラナダがオウンゴールで同点とする。その後は互いに譲らず、1-1のままタイムアップを迎えた。

【供花】哀悼の意を表する両クラブのキャプテン

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