就任3シーズン目のシャビ監督…ジローナに敗戦後の「構築中」発言に現地紙が違和感を示す

 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督のコメントに、現地紙が違和感を示した。11日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 ラ・リーガ第16節が10日に行われ、バルセロナはジローナと対戦した。試合は、12分にアルテム・ドフビクがネットを揺らしてジローナが先制に成功すると、19分にはロベルト・レヴァンドフスキのゴールで同点とされるが、40分にミゲル・グティエレスの得点で勝ち越す。追加点を奪って迎えた後半アディショナルタイムにバルセロナから1点を返されたものの、直後の90+5分にクリスティアン・ストゥアーニが4点目を奪い、4-2でジローナが勝利した。

 前日にレアル・マドリードが引き分けたことで、首位との勝ち点差を縮めるチャンスだったバルセロナだが、ジローナ戦の結果により4位へと転落。試合後のインタビューに応じたシャビ監督は、「ジローナとは7ポイント差、マドリードとは5ポイント差、アトレティコとは同ポイント…これが私たちの現実だ。バルサは(チームを)構築中であり、それは前進と後退を繰り返すことを意味する」とチームの現状について言及している。

 そんななか、同紙はシャビ監督の「構築中」という発言を問題視。同監督が指揮を執り始めてから2年以上が経過し、今シーズンで3年目となる点に加え、その間にレヴァンドフスキやイルカイ・ギュンドアンらの加入がありながらのコメントに対し、強い違和感を強調した。

 また、所属選手と指揮官による認識の相違も指摘。10月に行われたレアル・マドリードとの“エル・クラシコ”に敗れた際、ギュンドアンが、「あんな負け方をするためにバルサと契約したのではない」と不満を示した一方、シャビ監督は悔しがりつつも、「勝利に値した」「一歩前進した」と語ったことが、解釈の違いを示していると説明している。

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